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フェミニスト・シティ
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2022年9月13日
- 書店発売日
- 2022年9月13日
- 登録日
- 2022年8月5日
- 最終更新日
- 2024年1月26日
書評掲載情報
2022-11-19 | 朝日新聞 朝刊 |
2022-10-22 |
東京新聞/中日新聞
朝刊 評者: 水無田気流(社会学者・詩人) |
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紹介
なぜ、ベビーカーは交通機関に乗せづらいのか? 暗い夜道を避け、遠回りして家に帰らなければならないのはどうしてか? 女性が当たり前に感じてきたこれらの困難は、じつは男性中心の都市計画のせいかもしれません。
これからの都市は、男だけでなくあらゆるジェンダーに向けて作られなければならない。
近代都市は男性による男性のための計画によって形作られてきた。多くの公共スペースは女性のために設計されておらず、母親、労働者、介護者として生活する女性たちに不自由を強いてきた。ヨーロッパでは街を歩くだけで売春婦と思われた時代があり、現代においても危険な夜道は解決されない問題として残っている。フェミニズムを建築的に展開させた本書が、世界を作り出す新しい力(パワー)になるだろう。
目次
イントロダクション:男の街
女は厄介者
都市について書いているのは誰か?
自由と恐怖
フェミニズム地理学について
一章:母の街
フラヌーズ
パブリックなからだ
女性の場所
都市という難所
母親業のジェントリフィケーション
性差別のない街とは
二章:友達の街
友情に生きる
ガールズ・タウン
友情と自由
クィア女性の空間
死ぬまで友達
三章:ひとりの街
パーソナルスペース
おひとりさま
ひとりでいる権利
公共空間の女
尾籠な話
女が場をもつこと
四章:街で声を上げること
都市への権利
安全をDIYする
アクティヴィズムにおけるジェンダー
アクティヴィストの旅
行動が教えてくれるもの
五章:恐怖の街
恐怖心の正体
危険の地理
恐怖のコスト
押し戻す方法
女の大胆さ
交差性と暴力
あとがき:可能性の街
上記内容は本書刊行時のものです。