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ママにはならないことにしました チェ・ジウン(著/文) - 晶文社
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ママにはならないことにしました (ママニハナラナイコトニシマシタ) 韓国で生きる子なし女性たちの悩みと幸せ (カンコクデイキルコナシジョセイタチノナヤミトシアワセ)

文芸
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発行:晶文社
四六判
縦186mm 横128mm 厚さ17mm
298ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7949-7326-9   COPY
ISBN 13
9784794973269   COPY
ISBN 10h
4-7949-7326-8   COPY
ISBN 10
4794973268   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年8月
書店発売日
登録日
2022年7月29日
最終更新日
2022年8月18日
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書評掲載情報

2023-03-25 日本経済新聞  朝刊
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紹介

「結婚が出産と同義語とみなされ、子どものいない結婚生活は不完全なものと認識され、
子どもを望んでいないというと血も涙もない自分勝手な女扱いされる韓国社会で、
私と同じ選択をした女性たちはどんな人生を生きているのだろう。
彼女たちは、どんな悩みを抱え、どんなときに幸せを感じるのだろう。
私は『私たちの星』の側にいる人たちに会ってみることにした。」(プロローグより)

子どもを産まないと決めたが、ある日「1人ぐらい産んでおいたら?」と姉に言われ不安が止まらなくなった著者は、
同じ選択をした17人の女性たちに会いに行くことにする。
ある人は家族について、ある人は仕事について、ある人は韓国という社会について、
彼女たちが語る「ママにはならない」理由に、一つとして同じものはなかった。
出生率が「1」を切る現代の韓国で、子どもを持たずに生きる女性たちの悩みと幸せ。

目次

プロローグ
インタビューに参加した人たち

第1章「子なしで生きる」と100%確信して決めたのか?――自分の心と、「母性」について考えたこと
誰もがママになりたいと思うものなのか? 
産むか産まないか、そう簡単には決められない 
妊娠や出産は人生をドラマチックにするための演出じゃない
妊娠中絶について
子どもが嫌いだから産まないのですか?
ママになることへの恐れ
ある日「マンマ・ミーア!」を観ていて 
親にならないと大人になれないって? 
子なし人生のゆとり お金と時間はこう使う 
わが子の代わりに世界中の子どもに手を差し伸べる 

第2章 出産するのは私なのに、なぜ非出産はすべての人が納得しなければならないのか?――配偶者、両親、友人たちとの関係について
配偶者とはどうやって合意しましたか? 
子どもがいないという理由で別れるなら 
結婚は四方からの攻撃だ! 義両親からの圧力 
結婚は四方からの攻撃だ! 実家の両親の期待 
避妊はどうしてますか? 
もし、男性が子どもを産めたなら… 
オー、わが甥っ子! 
猫を飼う嫁として生きること 
子どもがいてもいなくても いつだって友達でいられたら
両親のせいなのかと聞かないでください 
あらゆる無礼とおせっかいのオンパレード 
「じゃあ、なんで結婚したの?」という質問に答える方法 

第3章 韓国でママになることは何を意味するのか――子なし女性の就職とキャリア、そして社会構造について
子なし夫婦の家事分担 
「子どもを育てるために必要な金額」を計算してみたら… 
非出産がキャリアに及ぼす影響
子なし女性と産休・育休 
子なし女性の求職が大変な理由 
地方で子なしで暮らすこと 
バラエティ番組で育児を学ばないように 
ノーキッズゾーンに行かない理由 
子なし夫婦のための政策は必要か? 
韓国で子どもを産みたい日はくるか?

エピローグ
訳者あとがき

著者プロフィール

チェ・ジウン  (チェジウン)  (著/文

興味深いストーリーや素敵な人たちの世界に憧れて放送作家になり、「マガジンt」「アイズ」などで十年余りにわたり大衆文化の記者として活動する。常におもしろいものを書きたいと思っているが、常にうまくいくとは限らず、2015年以降は一連の事件をきっかけに女性として韓国の大衆文化をどうとらえていくかについて悩み『大丈夫じゃありません』を執筆した。共著に『乙たちのロバの耳』『フェミニズム教室』がある。自分の人生をあえて一言で言うなら「ゆっくりのんびり、後回し」と言えるが、女性たちの話を読んで聴いて書いて伝えることだけは、これからも続けていきたいと願っている。Instagram@byguilty

オ・ヨンア  (オヨンア)  (翻訳

翻訳家。在日コリアン3世。慶應義塾大学卒業。梨花女子大通訳翻訳大学院修士課程卒業、同院博士課程修了。2007年に第7回韓国文学翻訳新人賞受賞。訳書に『世界の果て、彼女』(クオン)、『話し足りなかった日』(リトルモア)、『続けてみます』(晶文社)、『秘密を語る時間』(柏書房)、『モノから学びます』(KADOKAWA)、『かけがえのない心』(亜紀書房)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。