版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
見捨てられる<いのち>を考える 安藤泰至(著/文 | 編集) - 晶文社
.
【利用可】

書店員向け情報 HELP

書店注文情報

在庫ステータス

在庫あり

取引情報

取引取次:
ト・日     書店
直接取引:なし

出版社への相談

店頭での販促・拡材・イベントのご相談がありましたらお気軽にご連絡ください。

見捨てられる<いのち>を考える (ミステラレルイノチヲカンガエル) 京都ALS嘱託殺人と人工呼吸器トリアージから (キョウトエイエルエスショクタクサツジントジンコウコキュウキトリアージカラ)

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:晶文社
四六判
264ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7949-7280-4   COPY
ISBN 13
9784794972804   COPY
ISBN 10h
4-7949-7280-6   COPY
ISBN 10
4794972806   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年10月25日
書店発売日
登録日
2021年10月7日
最終更新日
2021年12月8日
このエントリーをはてなブックマークに追加

書評掲載情報

2021-12-18 日本経済新聞  朝刊
MORE
LESS

紹介

生きるべきひと/死んでいいひと、もう選別は始まっている……
安楽死と尊厳死、そして優生思想をめぐって緊迫していく現況に警鐘を鳴らす

2020年7月、ALS(筋萎縮性側索硬化症)の女性患者に薬物を投与したとして、
ふたりの医師が嘱託殺人の容疑で逮捕された。
同じ年、コロナ禍で医療が逼迫するなか、
人工呼吸器をどの患者に優先して使うべきかの議論が紛糾。
医療がひとの生命を縮めうるという事実に、私たちは直面せざるを得なくなった。

研究者として当事者として支援者として、
死生学や生命倫理に長らく携わってきた著者たちが緊急セミナーで結集。
安楽死・尊厳死、そして優生思想をめぐり、先走っていく世論に警鐘を鳴らす。

【目次より】

まえがき――安藤泰至

第1 部 京都ALS 嘱託殺人と人工呼吸器トリアージ

◆「安楽死」「尊厳死」の危うさ――安藤泰至
◆ALS 患者の「死ぬ権利」?――川口有美子
◆医療が死を早めてよいのか?――島薗進

第2 部 「安楽死」「尊厳死」言説といのちの学び

◆殺される/殺すのはだれか?――安藤泰至
◆<間>の生を聴く/<間>の生を語る――大谷いづみ
◆いのちの選別をめぐって何が起きていたのか?――島薗進
◆ディスカッション

第3 部 「死」へと追い詰められる当事者たち

◆生命倫理問題における「当事者」の再考――いのちを守るとはどういうことか――安藤泰至
◆家族に「殺させる」社会を生きる――「大きな絵」のなかで「小さな物語」に耳を澄ます―児玉真美
◆医療資源について語るとき考えなければならないこと――島薗進
◆ディスカッション

あとがき――島薗進

目次

まえがき――安藤泰至

第1 部 京都ALS 嘱託殺人と人工呼吸器トリアージ

◆「安楽死」「尊厳死」の危うさ――安藤泰至
◆ALS 患者の「死ぬ権利」?――川口有美子
◆医療が死を早めてよいのか?――島薗進

第2 部 「安楽死」「尊厳死」言説といのちの学び

◆殺される/殺すのはだれか?――安藤泰至
◆<間>の生を聴く/<間>の生を語る――大谷いづみ
◆いのちの選別をめぐって何が起きていたのか?――島薗進
◆ディスカッション

第3 部 「死」へと追い詰められる当事者たち

◆生命倫理問題における「当事者」の再考――いのちを守るとはどういうことか――安藤泰至
◆家族に「殺させる」社会を生きる――「大きな絵」のなかで「小さな物語」に耳を澄ます―児玉真美
◆医療資源について語るとき考えなければならないこと――島薗進
◆ディスカッション

あとがき――島薗進

著者プロフィール

安藤泰至  (アンドウヤスノリ)  (著/文 | 編集

鳥取大学医学部准教授(生命倫理)、日本学術会議連携会員。
著書に『安楽死・尊厳死を語る前に知っておきたいこと』(岩波書店)、
『「いのちの思想」を掘り起こす』(編著・岩波書店)など。

島薗進  (シマゾノススム)  (著/文 | 編集

上智大学グリーフケア研究所所長、東京大学名誉教授(宗教学・死生学)。
著書に『いのちを“つくって”もいいですか』(NHK出版)、
『悪夢の医療史』(共編著・勁草書房)など。

川口有美子  (カワグチユミコ)  (著/文

NPO法人ALS/MND サポートセンターさくら会副理事長。
著書に『逝かない身体』(医学書院、第41 回大宅壮一ノンフィクション賞)、
『末期を超えて』(青土社)など。

大谷いづみ  (オオタニイヅミ)  (著/文

立命館大学産業社会学部教授(生命倫理学・生命倫理教育)、同大学生存学研究所副所長。
『はじめて出会う生命倫理』(編著・有斐閣)、
『ケアという思想(ケア その思想と実践 1)』(共著・岩波書店)など。

児玉真美  (コダママミ)  (著/文

フリーライター、一般社団法人日本ケアラー連盟代表理事。
著書に『殺す親 殺させられる親』(生活書院)、
『私たちはふつうに老いることができない』(大月書店)など。

上記内容は本書刊行時のものです。