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維新と敗戦
学びなおし近代日本思想史
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年8月
- 書店発売日
- 2018年8月13日
- 登録日
- 2018年7月27日
- 最終更新日
- 2024年1月26日
書評掲載情報
2019-01-13 |
産經新聞
朝刊 評者: 新保祐司(都留文科大学教授、文筆批評家) |
2018-09-16 | 読売新聞 朝刊 |
2018-09-15 | 日本経済新聞 朝刊 |
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紹介
これから先、日本はどうなるのか?
どのような国のかたちが皆の幸せになるのか?
経済成長だけ追い求めていていいのか?
日本人らしさとは何か?
天皇制とは?
福澤諭吉から保田與重郎、丸山眞男、橋川文三、網野善彦まで、23人の思想家が、自分の喫緊の問題として悩んだ、近代化と戦争、維新と敗戦を軸に、日本の150年を振り返る。思想家の悩みは普遍であり、危機の時代の私たちのロールモデルなのだ。
目次
はじめに
Ⅰ
ナショナリズム=デモクラシーの時代――福澤諭吉
自由をもとめて自由を殺さないために――中江兆民
ゆれ動く感受性と明治日本――高山樗牛
批評家とは何者か――北村透谷
百年前の「時代閉塞の現状」――石川啄木
「美しいアジア」は何処へ行ったか――岡倉天心
自由民権かテロルか――頭山満
悲哀の時代をどう生きるか――三木清
不安定の底にある「不安」――保田與重郎
もう一つの「近代」――萩原朔太郎
ロマン主義と「孤高」の詩人――伊東静雄
戦後の若き世代へ――丸山眞男
「ごっこ」の世界が終ったとき――江藤淳
ナショナリズムと社会革命―竹内好
ロマン主義とナショナリズム――橋川文三
死者とともに迎える敗戦――柳田國男
象徴天皇制と戦後――和辻哲郎
批評家になるための必要条件――吉本隆明
「からっぽ」な戦後――三島由紀夫
天皇と民主主義――坂口安吾
鎌倉仏教誕生秘話――網野善彦
左翼・右翼が生まれる時――葦津珍彦
戦後七〇年、憲法改正をどうするか――高坂正堯
Ⅱ
『日本』を組み立てる――明治と現在、百五十年をめぐる旅
現代日本に、大転換はおきるか――近代・反近代・明治日本
ナショナリズムとパトリオティズムは別物か
水戸学の誘惑――会澤正志斎『新論』を読む
美と政治のあいだ――小林秀雄の登場
昭和天皇への「近づき方」――昭和天皇と後醍醐天皇
ナショナリズムの「復権」
微笑と敗戦――荒野に立つ亀井勝一郎
死者を慰霊する季節に――あとがきに代えて
上記内容は本書刊行時のものです。