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ポストコロナ期を生きるきみたちへ 内田樹編(著/文) - 晶文社
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ポストコロナ期を生きるきみたちへ (ポストコロナキヲイキルキミタチヘ)

哲学・宗教
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発行:晶文社
四六判
312ページ
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7949-7042-8   COPY
ISBN 13
9784794970428   COPY
ISBN 10h
4-7949-7042-0   COPY
ISBN 10
4794970420   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2020年10月11日
最終更新日
2024年1月26日
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紹介

コロナ・パンデミックによって世界は変わった。グローバル資本主義の神話は崩れ、医療や教育などを「商品」として扱ってはならないことがはっきりし、一握りの超富裕層の一方で命を賭して人々の生活を支える多くのエッセンシャルワーカーが貧困にあえぐ構図が明らかとなった。私たちは今、この矛盾に満ちた世界をどうするかの分岐点にいる。この「歴史的転換点」以後を生きる中高生たちに向けて、5つの世代20名の識者が伝える「生き延びるための知恵」の数々。知的刺激と希望に満ちたメッセージ集。

こんなに誠実な大人たちから、地球を引き継げるワクワクをあなたへ。
──山邊鈴(長崎県立諫早高校3年/「この割れ切った世界の片隅で」作者)

「ウイルス一つによって、わずか数ヵ月の間に、ほんの昨日までこの世界の「常識」だと思われていたことのいくつかが無効を宣告されました。それがどのような歴史的な意味を持つことになるのか、人々はまだそのことを主題的には考え始めてはいません。日々の生活に追われて、そんな根源的なことを考える暇がありませんから。でも、中高生たちはこの「歴史的転換点」以後の世界を、これから長く生きなければなりません。彼らに「生き延びるために」有益な知見や情報を伝えることは年長者の義務のひとつだと僕は思います」(まえがきより)

【目次】
まえがき 内田樹

■1 Letters from around 30
ポストコロナにやってくるのは気候危機 斎藤幸平
楽しい生活──僕らのVita Activa 青木真兵
これからの反乱ライフ えらいてんちょう

■2 Letters from over 40
君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること 後藤正文
技術と社会──考えるきっかけとしての新型コロナ危機 白井聡
「タテ、ヨコ、算数」の世界の見方 岩田健太郎
支援の現場から考える、コロナ後の世界 雨宮処凛
「大学の学び」とは何か──「人生すべてがコンテンツ」を越えて 増田聡

■3 Letters from over 50
コロナで明らかになった日本の最も弱い部分──対話・エンパシー・HOME 平田オリザ
コロナ禍と人間──私たちはどう生きるのか 想田和弘
台風とコロナ・パンデミックは同じか? 俞炳匡
図太く、しぶとく、生きてゆけ──誰も正解を知らない問題にどう答えを出すか 山崎雅弘

■4 Letters from over 60
医療が無料であること 三砂ちづる
人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで 仲野徹
メメント・モリ──思いがけない出会いに開かれているために 中田考
ディレンマの知性 釈徹宗

■5 Letters from over 70
ポストコロナ期における雇用について 内田樹
自分に固有の問題を考えること 池田清彦
コロナと価値のものさし 平川克美
マスクについて 鷲田清一

目次

まえがき 内田樹

■1 Letters from around 30
ポストコロナにやってくるのは気候危機 斎藤幸平
楽しい生活──僕らのVita Activa 青木真兵
これからの反乱ライフ えらいてんちょう(矢内東紀)

■2 Letters from over 40
君がノートに書きつけた一編の詩が芸術であること 後藤正文
技術と社会──考えるきっかけとしての新型コロナ危機 白井聡
「タテ、ヨコ、算数」の世界の見方 岩田健太郎
支援の現場から考える、コロナ後の世界 雨宮処凛
「大学の学び」とは何か──「人生すべてがコンテンツ」を越えて 増田聡

■3 Letters from over 50
コロナで明らかになった日本の最も弱い部分──対話・エンパシー・HOME 平田オリザ
コロナ禍と人間──私たちはどう生きるのか 想田和弘
台風とコロナ・パンデミックは同じか? 俞炳匡
図太く、しぶとく、生きてゆけ──誰も正解を知らない問題にどう答えを出すか 山崎雅弘

■4 Letters from over 60
医療が無料であること 三砂ちづる
人生100年時代、ポストコロナはダブルメジャーで 仲野徹
メメント・モリ──思いがけない出会いに開かれているために 中田考
ディレンマの知性 釈徹宗

■5 Letters from over 70
ポストコロナ期における雇用について 内田樹
自分に固有の問題を考えること 池田清彦
コロナと価値のものさし 平川克美
マスクについて 鷲田清一

著者プロフィール

内田樹編  (ウチダタツル)  (著/文

内田樹(うちだ・たつる) 1950年生まれ。武道家・思想家。凱風館館長。

斎藤幸平  (サイトウコウヘイ)  (著/文

斎藤幸平(さいとう・こうへい) 1987年生まれ。経済思想。

青木真兵  (アオキシンペイ)  (著/文

青木真兵(あおき・しんぺい) 1983年生まれ。人文系私設図書館「ルチャ・リブロ」キュレーター。

えらいてんちょう/矢内東紀  (エライテンチョウ ヤウチハルキ)  (著/文

えらいてんちょう/矢内東紀(やうち・はるき) 1990年生まれ。起業家・作家。

後藤正文  (ゴトウマサフミ)  (著/文

後藤正文(ごとう・まさふみ) 1976年生まれ。ミュージシャン。

白井聡  (シライサトシ)  (著/文

白井聡(しらい・さとし) 1977年生まれ。政治学・思想史。

岩田健太郎  (イワタケンタロウ)  (著/文

岩田健太郎(いわた・けんたろう)  1971年生まれ。医師。

雨宮処凛  (アマミヤカリン)  (著/文

雨宮処凛(あまみや・かりん) 1975年生まれ。作家・活動家。

増田聡  (マスダサトシ)  (著/文

増田聡(ますだ・さとし) 1971年生まれ。ポピュラー音楽研究・メディア論。

平田オリザ  (ヒラタオリザ)  (著/文

平田オリザ(ひらた・おりざ) 1962年生まれ。劇作家・演出家。劇団「青年団」主宰。

想田和弘  (ソウダカズヒロ)  (著/文

想田和弘(そうだ・かずひろ) 1970年生まれ。映画作家。

俞炳匡  (ユウヘイキョウ)  (著/文

俞炳匡(ゆう・へいきょう/Yoo Byung Kwang) 1967年生まれ。医療経済学者・医師。

山崎雅弘  (ヤマザキマサヒロ)  (著/文

山崎雅弘(やまざき・まさひろ) 1967年生まれ。戦史・紛争史研究家。

三砂ちづる  (ミサゴチヅル)  (著/文

三砂ちづる(みさご・ちづる) 1958年生まれ。疫学者。

仲野徹  (ナカノトオル)  (著/文

仲野徹(なかの・とおる) 1957年生まれ。病理学。

中田考  (ナカタコウ)  (著/文

中田考(なかた・こう) 1960年生まれ。イスラーム法学者。

釈徹宗  (シャクテッシュウ)  (著/文

釈徹宗(しゃく・てっしゅう) 1961年生まれ。僧侶・宗教学。

池田清彦  (イケダキヨヒコ)  (著/文

池田清彦(いけだ・きよひこ) 1947年生まれ。生物学者。

平川克美  (ヒラカワカツミ)  (著/文

平川克美(ひらかわ・かつみ) 1950年生まれ。文筆家・「隣町珈琲」店主。

鷲田清一  (ワシダキヨカズ)  (著/文

鷲田清一(わしだ・きよかず) 1949年生まれ。哲学者。

上記内容は本書刊行時のものです。