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原子力時代における哲学 國分功一郎(著/文) - 晶文社
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原子力時代における哲学 (ゲンシリョクジダイニオケルテツガク)

哲学・宗教
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発行:晶文社
四六判
320ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7949-7039-8   COPY
ISBN 13
9784794970398   COPY
ISBN 10h
4-7949-7039-0   COPY
ISBN 10
4794970390   COPY
出版者記号
7949   COPY
Cコード
C0095  
0:一般 0:単行本 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2019年8月28日
最終更新日
2024年1月26日
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書評掲載情報

2019-12-28 朝日新聞  朝刊
評者: いとうせいこう(作家)
2019-12-07 朝日新聞  朝刊
2019-11-17 毎日新聞  朝刊
評者: 橋爪大三郎(社会学者)
2019-10-26 朝日新聞  朝刊
評者: いとうせいこう(作家)
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紹介

3.11で原子力の平和利用神話は崩れた。人間の叡智は原子力に抗し得なかった。哲学もまた然り。しかし、哲学者でただ一人、原子力の本質的な危険性を早くから指摘していた人物がいる。それがマルティン・ハイデッガー。並み居る知識人たちが原子力の平和利用に傾いていくなかで、なぜハイデッガーだけが原子力の危険性を指摘できたのか。その洞察の秘密はどこにあったのか。ハイデッガーのテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシア哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。

目次

第一講 一九五〇年代の思想
1 原子力を考察した二人の思想家
2 核技術を巡る一九五〇年代の日本と世界の動き
3 ハイデッガーと一九五〇年代の思想

第二講 ハイデッガーの技術論
1 技術と自然
2 フュシスと哲学

第三講 『放下』を読む
1 「放下」
2 「放下の所在究明に向かって」

第四講 原子力信仰とナルシシズム
1 復習――ハイデッガー『放下』
2 贈与、外部、媒介
3 贈与を受けない生
4 結論に代えて

付録 ハイデッガーのいくつかの対話篇について──意志、放下、中動態

著者プロフィール

國分功一郎  (コクブンコウイチロウ)  (著/文

1974年、千葉県生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。高崎経済大学を経て、現在東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。専門は哲学・現代思想。著書に『スピノザの方法』(みすず書房)、『暇と退屈の倫理学』(朝日出版社、増補新版:太田出版)、『ドゥルーズの哲学原理』(岩波現代全書)、『来るべき民主主義』(幻冬舎新書)、『近代政治哲学』(ちくま新書)、『民主主義を直感するために』(晶文社)、『中動態の世界』(医学書院)、『いつもそばには本があった。』(互盛央との共著、講談社選書メチエ)など。訳書に、ジャック・デリダ『マルクスと息子たち』(岩波書店)、ジル・ドゥルーズ『カントの批判哲学』(ちくま学芸文庫)などがある。『暇と退屈の倫理学』で第2回紀伊國屋じんぶん大賞、『中動態の世界』で第16回小林秀雄賞を受賞。

上記内容は本書刊行時のものです。