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在庫あり
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取引取次:
ト・日 書店
直接取引:なし
原子力時代における哲学
発行:晶文社
四六判
320ページ
定価
1,800円+税
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 書店発売日
- 2019年9月25日
- 登録日
- 2019年8月28日
- 最終更新日
- 2024年1月26日
書評掲載情報
2019-12-28 |
朝日新聞
朝刊 評者: いとうせいこう(作家) |
2019-12-07 | 朝日新聞 朝刊 |
2019-11-17 |
毎日新聞
朝刊 評者: 橋爪大三郎(社会学者) |
2019-10-26 |
朝日新聞
朝刊 評者: いとうせいこう(作家) |
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紹介
3.11で原子力の平和利用神話は崩れた。人間の叡智は原子力に抗し得なかった。哲学もまた然り。しかし、哲学者でただ一人、原子力の本質的な危険性を早くから指摘していた人物がいる。それがマルティン・ハイデッガー。並み居る知識人たちが原子力の平和利用に傾いていくなかで、なぜハイデッガーだけが原子力の危険性を指摘できたのか。その洞察の秘密はどこにあったのか。ハイデッガーのテキスト「放下」を軸に、ハンナ・アレントからギリシア哲学まで、壮大なスケールで展開される、技術と自然をめぐる哲学講義録。3.11に対する哲学からの根源的な返答がここに。
目次
第一講 一九五〇年代の思想
1 原子力を考察した二人の思想家
2 核技術を巡る一九五〇年代の日本と世界の動き
3 ハイデッガーと一九五〇年代の思想
第二講 ハイデッガーの技術論
1 技術と自然
2 フュシスと哲学
第三講 『放下』を読む
1 「放下」
2 「放下の所在究明に向かって」
第四講 原子力信仰とナルシシズム
1 復習――ハイデッガー『放下』
2 贈与、外部、媒介
3 贈与を受けない生
4 結論に代えて
付録 ハイデッガーのいくつかの対話篇について──意志、放下、中動態
上記内容は本書刊行時のものです。