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日本の気配 武田砂鉄(著/文) - 晶文社
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日本の気配

発行:晶文社
四六判
296ページ
定価 1,600円+税
ISBN
9784794969941
Cコード
C0095
一般 単行本 日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2018年3月28日
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書評掲載情報

2018-06-10 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 米田綱路(ジャーナリスト)
2018-06-03 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 藤沢周(作家)

紹介

「空気」が支配する国だった日本の病状がさらに進み、いまや誰もが「気配」を察知することで自縛・自爆する時代に? 「空気」を悪用して開き直る政治家たちと、そのメッセージを先取りする「気配」に身をゆだねる私たち。一億総忖度社会の日本を覆う「気配」の危うさを、さまざまな政治状況、社会的事件、流行現象からあぶり出すフィールドワーク。

目次

■第1章 空気と気配
ヘイトの萌芽/「われわれ」とは誰なのですか/あいつがテロリストかもしれないよね/悲しみをとどめる/「笑われる」気配

■第2章 政治の気配
胸に刻み続ける〝官設〟話法/「他よりマシ」と付き合う/憤りを引きずる/嘲笑のひとつひとつを許さない/「ハーフ」ではなく「ダブル」/「2020年」でうやむやにする人たち/国民を置き去りにする政治の「正しい言葉」/正しい家族になりましょう/空気を管轄する

■第3章 愚者と巧者
「誤解」と言わせないための稲田朋美入門/小池百合子のテレビ活用法/「昭恵夫人だから」で許しちゃう感じ/イヴァンカ・トランプ初来日公演/ショーンKとの向き合い方/乙武氏の不倫を許そうとした雰囲気/長谷川豊の「日本語の持つ力」/秋元康の「右傾化」パフォーマンス/野田佳彦の「ドヤ顔レトリック」がいつも微妙/なんと、美しく下品であるのだろう/思うがままに糞をする

■第4章 隷従する私たち
予測された混迷─ただ解体が進んだ国立競技場/地方創生と原発広告/首相を揶揄する落書きを描いた場合のみ逮捕される社会/軽減税率適用を懇願する新聞・出版の体たらく/左派が天皇陛下の言葉にすがる理由/鼻くそを自由にほじれない社会/一体どこまで監視を許容するのか/マイナンバーを提供しません/子どもにすがる消費税増税CM/「安楽死」を〝お涙頂戴〟の新ネタにするな/「ダウン症が増えました」という記事の暴力性/ニール・ヤングがスターバックス不買運動を起こした理由

■第5章 強いられるコミュニケーション
駅長の言葉に歯向かう/訃報をこなす感じ/「させていただく」への違和感/吃音者と「コミュニケーション」能力/「ありがとうございました」と言ってくれるかもしれない/コミュニケーションを「能力」で問うな

著者プロフィール

武田砂鉄  (タケダサテツ)  (著/文

1982年東京都生まれ。出版社勤務を経て、2014年秋よりフリーライターに。
著書に『紋切型社会──言葉で固まる現代を解きほぐす』(朝日出版社、第25回Bunkamuraドゥマゴ文学賞受賞)、『芸能人寛容論──テレビの中のわだかまり』(青弓社)、『コンプレックス文化論』(文藝春秋)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。