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ざんねんな読書指導 有馬心一朗(著/文) - 新評論
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ざんねんな読書指導 (ザンネンナドクショシドウ) スマホから「子どもの人生」を守った物語

教育
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発行:新評論
四六判
224ページ
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7948-1240-7   COPY
ISBN 13
9784794812407   COPY
ISBN 10h
4-7948-1240-X   COPY
ISBN 10
479481240X   COPY
出版者記号
7948   COPY
Cコード
C0037  
0:一般 0:単行本 37:教育
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2023年5月
書店発売日
登録日
2023年3月20日
最終更新日
2023年5月9日
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紹介

子どもを本嫌いにする読書教育はもうやめよう!
「読書で人生が変わった」数々の実話から読書の真の価値と適切な指導法を探る

 学校時代、「読書の重要性」を親や先生から諭され、うっとうしく思った経験はありませんか。「本なんか読んで、何かいいことあるのか?」と――筆者は、「読書ひとつで人生が変わる!」そんな場面を何度も見聞きしてきました。
 たとえば筆者の教え子たちの中には、こんな経験をした子がいます。イジメに遭って居場所をなくしていた時期、ある一冊の本に出あって命を救われた。小学生時代に身につけた読書習慣で、成人後に苦境から脱した。こうした「読書で人生が変わった」数々の実話を通じて、読書の教育的な価値をお伝えするのが本書の趣旨です。
 筆者は、読書は「教育への最良の投資」だと考えます。本ほど安価で、教育的な効果のあるツールはほかにないと思うからです。すぐれた本を読むことで、「知の巨人」を(大金をかけずに)自らの脳内に棲まわせることができる。読書とはそういう営みではないでしょうか。とくに名著と呼ばれる「古典」を読むことは、(もしそれが文庫なら)破格の値段で過去への旅をするようなものです。考えてもみてください、書店や図書館へ行けば、1000年も2000年も前の書物に触れることができる、これは奇跡としか言いようがありません。「古典を読む」とは、過去の偉人たちと時空を超えて対話をすることなのです。
 ところが、一方で教育現場では、「読書感想文」や「10分間読書」など、子どもたちを本嫌いにさせる教育活動が根強く行われています。全国各地の学校では、「ざんねん!」のひと言では済まされない「悲劇」が日々生み出され続けているのです。
 では、どうすればこうしたちぐはぐな状況を脱することができるのでしょうか。まずは本書で紹介した30ほどのエピソードを読んで、「読書ひとつで人生が変わる可能性」を実感していただけると幸いです。(ありま・しんいちろう)

「本なんか読んで何になるの?」そんな疑問を吹き飛ばす、痛快読書指南!
著者の読書指導が功を奏して、難関大学に合格した、
医師やアナウンサーや弁護士になった、
あるいは不登校や希死念慮を乗り越えた元教え子たちがいる!
幼い頃から「本の虫」だった著者が、自らの読書遍歴と指導歴をもとに
現行の「学校でのざんねんな読書指導」の問題点を指摘しつつ、
「一生モノの思考力を育む読書法」を徹底解説。

著者プロフィール

有馬心一朗  (アリマシンイチロウ)  (著/文

関東圏内の公立学校主任教諭。専門は教育社会学。学生時代から現役教師主催の教育研究団体に所属。有田和正氏(元愛知教育大学教授)から指導を受けた影響で教育雑誌に実践が掲載され、全国紙でも取り上げられる。著書に本書姉妹編『ざんねんな先生』『ざんねんな教育環境』。趣味はマラソンとイラスト。

上記内容は本書刊行時のものです。