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増補版 現代社会用語集 入江公康(著/文) - 新評論
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増補版 現代社会用語集 (ゾウホバン ゲンダイシャカイヨウゴシュウ)

社会科学
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発行:新評論
四六変型判
縦188mm 横120mm 厚さ15mm
208ページ
定価 1,700円+税
ISBN
978-4-7948-1188-2   COPY
ISBN 13
9784794811882   COPY
ISBN 10h
4-7948-1188-8   COPY
ISBN 10
4794811888   COPY
出版者記号
7948   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年7月
書店発売日
登録日
2021年6月9日
最終更新日
2021年7月8日
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紹介

 本書は「社会学概論」などの大教室を中心に、のべ1万5千人の大学生に話をしてきた著者の名物講義をもとにしたものです。社会をよみとく視点の鋭さ、読み物としてのおもしろさで、2018年初版後の3年度をつうじて学生諸氏におおいにうけいれられ、このたび増補版を刊行する運びとなりました。若者の貧困が深刻化の一途をたどるなかで、多くの学生さんに「この本なら卒業後も本棚に置きたい」と思ってもらえたことに、著者ともども心から感謝しています。
 コロナ禍でオンライン授業が主流となり、学生生活がほぼ閉ざされたにもかかわらず、高額な学費だけはとられる。友だちに会えない/そもそも友だちができない、資料や設備が使えずまともに勉強できない、まして将来など思い描けそうにない。こんなんじゃとられ損だから退学したい―そう考える学生が増えるのも当然です。この惨状に対して国も文科省も、ほとんどの大学当局も教員も声を上げず、はては単位をエサに五輪タダボラを強制する始末。いったい何がどうなっているのでしょう?
 高い学費も、お上意識も、経済至上主義も、「逆らってもしかたのない、あたりまえのこと」なんかじゃ決してない。まずはひとつひとつ、ことばや概念をていねいにときほぐしていって、この異常な事態がどこから来たのか、考えてみよう。本書はそのように告げています。
 この3年のあいだ、いろんなことがありました。香港民主化動乱、アメリカの政権交代、モリカケ問題、そしてパンデミック。増補版ではこれらの出来事もふまえつつ、「腐敗」「陰謀論」「ウイルス」など最も熱い話題に関係することばを加筆。さらに学問の世界全体に影響を与える注目の概念として「文明」「人類学」などもくわえました。このイカレた世界を理解し、変化をうながすための思索の格好の道具として、学生のみなさんはもとより、多くのかたにご活用いただければ幸いです。(編集部)

著者プロフィール

入江公康  (イリエキミヤス)  (著/文

1967年生まれ。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程後期単位取得退学。非常勤講師(東洋大学、文教大学、立教大学など)。専攻は社会学・社会思想史・労働運動史・労働者文化論・生命倫理など。単著『眠られぬ労働者たち』(青土社、2008)、共著『増補 ネオリベ現代生活批判序説』。

上記内容は本書刊行時のものです。