版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊
筑後川まるごと博物館 筑後川まるごと博物館運営委員会(編集) - 新評論
..
【利用不可】

筑後川まるごと博物館 (チクゴガワマルゴトハクブツカン) 歩いて知る、自然・歴史・文化の一四三キロメートル

社会一般
このエントリーをはてなブックマークに追加
発行:新評論
A5判
272ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7948-1120-2   COPY
ISBN 13
9784794811202   COPY
ISBN 10h
4-7948-1120-9   COPY
ISBN 10
4794811209   COPY
出版者記号
7948   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年3月
書店発売日
登録日
2019年2月6日
最終更新日
2019年3月14日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

屋根のない博物館へようこそ!
全流域を見て、歩いて、体験できる壮大な野外エコミュージアムの魅力を伝える初のガイドブック。

 阿蘇山に発し、熊本から大分、福岡、佐賀を貫いて有明海に注ぐ九州最大の河川・筑後川。流路延長143キロ、流域面積約2860平方キロに及ぶその流域で、いまユニークな試みが展開している。久留米大学やNPO法人筑後川流域連携倶楽部など産官学民が連携し、流域を一体的にとらえ、持続可能で質の高い地域生活の実現に向けてさまざまな事業や活動を行うもので、その全体を「筑後川プロジェクト」と総称している。環境保全、文化の保護育成と継承、社会的連携などを総合的に推進するこのプロジェクトの根底にある精神は、「遊び」と「学び」と「仕事」を分離することなく、それらの共存・一体化を通じて創造性を発揮することである。このうち「学び」の領域を担うのが、本書で紹介する「筑後川まるごと博物館」だ。
 この博物館は、筑後川流域全体を「屋根のない博物館」とみなすエコミュージアムである。流域に暮らす人々の生活、自然、社会のなりたちや歴史を調査し、自然・文化・産業遺産などを保存・育成・展示している。従来型の博物館とは異なり、自然や地域にじかに触れ、体験できるのが最大の特色だ。
 運営は学芸員からなる運営委員会を中心として、流域の民間団体、国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所、一般社団法人北部九州河川利用協会との連携のもとで行われている。さらに久留米大学で公開講義「筑後川流域社会経済論」を開講するなど、学芸員養成の役割も果たしている。
 本書は、この博物館設立の経緯とその活動を詳しく紹介したものである。徐福渡来や邪馬台国などの古代史、交通・運輸の要衝としての近代史、上流域の自然と風土、江戸時代に築かれた水利施設・四大井堰にまつわる物語、有明海との関わり、下流の近代化遺産群等々、展示の特徴と魅力を丁寧に示した。読めば思わず流域を歩いてみたくなること請け合いだ。

著者プロフィール

筑後川まるごと博物館運営委員会  (チクゴガワマルゴトハクブツカンウンエイイインカイ)  (編集

筑後川まるごと博物館 1999年発足。調査・展示のほか現地学習会や森林体験の実施など多彩な活動を行う。運営には本書の編者である運営委員会と、流域の民間団体、国土交通省九州地方整備局筑後川河川事務所、一般社団法人北部九州河川利用協会が携わる。

上記内容は本書刊行時のものです。