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文庫 声に出して読みたい親鸞 齋藤 孝(著/文) - 草思社
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文庫 声に出して読みたい親鸞 (ブンコ コエニダシテヨミタイシンラン) 単行本版

文庫
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発行:草思社
文庫判
312ページ
定価 900円+税
ISBN
978-4-7942-2463-7   COPY
ISBN 13
9784794224637   COPY
ISBN 10h
4-7942-2463-X   COPY
ISBN 10
479422463X   COPY
出版者記号
7942   COPY
Cコード
C0195  
0:一般 1:文庫 95:日本文学、評論、随筆、その他
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年8月10日
書店発売日
登録日
2020年7月17日
最終更新日
2020年7月27日
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紹介

なぜ「南無阿弥陀仏」を唱えるだけでいいのか。
なぜ自力ではなく他力なのか。
シンプルに、一対一で語りかけるような調子で説く親鸞の教えは、
聞く者の心に染み入ってくる。

「地獄は一定住処ぞかし」「善人なおもって往生を遂ぐ」
――親鸞の言葉は声に出して読むともっとよくわかる。
『歎異抄』『和讃』『偈』などから100の言葉を選んで、
心晴れやかに、覚悟を決めて生きるための考え方を学ぶ。

目次

親鸞との対話
1 なむあみだぶつ
2 ただ信心を要とすと知るべし
3 念仏にまさるべき善なきゆえに
4 念仏して地獄に堕ちたりとも
5 功徳の宝海みちみちて 煩悩の濁水へだてなし
6 地獄は一定住処ぞかし
7 むなしくすぐとぞときたまう
8 捨てんとも、面々の御はからいなり
9 善人なおもって往生を遂ぐ、いわんや悪人をや
10 思うがごとく衆生を利益する
11 みなもって世々生々の父母兄弟なり
12 法身の光輪きわもなく 世の盲冥をてらすなり
13 親鸞は弟子一人も持たずそうろう
14 仏恩をも知り、また師の恩をも知るべきなり
15 憶念の心つねにして 仏恩報ずるおもいあり
16 念仏者は無礙の一道なり
17 念仏は行者のために非行・非善なり
18 いよいよ往生は一定と思いたもうべきなり
19 念仏には、無義をもって義とす
20 仏の御名をきくひとは ながく不退にかなうなり
21 なにの学問かは往生の要なるべきや
22 われらがためには最上の法にてまします
23 さわりおおきに徳おおし
24 宿善のもよおすゆえなり 悪業のはからうゆえなり
25 わが心の善くて殺さぬにはあらず
26 もってのほかのことにそうろう
27 弥陀の心光摂護して、ながく生死を隔てける
28 無眼人とぞなづけたる 無耳人とぞのべたまう
29 本の心をひきかえて、本願をたのみまいらする
30 これ自然なり
31 宮商和して自然なり
32 辺地に生じて、うたがいの罪を償いてのち
33 ひとえに親鸞一人がためなりけり
34 ただ念仏のみぞ実にておわします
35 その一人は親鸞なり
36 五濁悪世のわれらこそ 自然の浄土にいたるなれ
37 識浪しきりにうごき 妄雲なおおおう
38 定むべからず
39 七宝の獄にぞいりにける
40 平生の一念によりて往生の得否は定まれる
41 臨終まつことなし、来迎たのむことなし
42 わが身のわるければ わがこころよければ
43 とかくのはからいなきを申し候
44 摂取不捨の利益にて 無上覚をばさとるなり
45 信をはなれたる行なし
46 阿弥陀仏の薬をつねに好みめす身となり
47 つねにわが身をてらすなり
48 浄土にて必ず必ず待ち参らせ候うべし
49 世のなか安穏なれ、仏法ひろまれ
50 香光荘厳ともうすなる
51 愚禿が心は、内は愚にして外は賢なり
52 賀茂河にいれて魚にあたうべし
53 一念は功徳のきわまり
54 仏法者とみゆるように振舞べからず
55 無明煩悩しげくして 塵数のごとく遍満す
56 生死のながき夜すでに暁になりぬ
57 敬いてこの道を勉めよ 深くこの信を崇めよ
58 罪障おもしとなげかざれ
59 弥陀の願力は生死大海のおおきなる船筏なり
60 仏法の蔵を集めて凡愚に施す
61 煩悩の泥のなかに在て仏の正覚の華を生ずる
62 煩悩を断ぜずして涅槃を得しむ
63 仏智の不思議をたのむべし
64 たまたま行信を獲ば、遠く宿縁を慶べ
65 ただこの信を崇めよ
66 難思の弘誓は難度海を度する大船
67 二三渧のごとき心、大きに歓喜せん
68 弥陀弘誓のふねのみぞ のせてかならずわたしける
69 一念はすなわちこれ一声なり
70 虚空に乗じて四天下に遊ぶ
71 南無阿弥陀仏をとなうべし
72 一切の群生、光照を蒙る
73 衆水、海に入りて一味なるがごとし
74 煩悩菩提一味なり
75 雲霧の下あきらかにして闇なきがごとし
76 難行の陸路 易行の水道
77 如来の願船いまさずは 苦海をいかでかわたるべき
78 煩悩の林に遊んで神通を現じ
79 一生悪を造れども
80 身を粉にしても報ずべし 骨を砕も謝すべし
81 ただ仏を称すべし
82 この心 顚倒せず、この心 虚偽ならず
83 わが親友ぞと教主世尊はほめたまう
84 すなわちこれ深信の心なり
85 広大難思の慶心を彰すなり
86 これかならず不可なり
87 ただこれ不可思議 不可称 不可説の信楽なり
88 こころは蛇蝎のごとくなり
89 如来誓願の薬はよく智愚の毒を滅するなり
90 かならず現生に十種の益を獲
91 かならず転じて軽微なり
92 悲しきかな愚禿鸞 恥ずべし傷むべし
93 心すなわちひとえに重きがごとし
94 因 浄なるがゆえに、果また浄なり
95 雑行を棄てて本願に帰す
96 日本一州ことごとく 浄土の機縁あらわれぬ
97 慶喜いよいよ至り、至孝いよいよ重し
98 皆受自然虚無之身無極之体
99 百重千重囲繞して よろこびまもりたまうなり
100 南無阿弥陀仏はすなわちこれ正念なり

念仏を心に入れて上機嫌に歩む

著者プロフィール

齋藤 孝  (サイトウ タカシ)  (著/文

齋藤 孝(さいとう・たかし)
1960年、静岡県生まれ。東京大学法学部卒業、同大学大学院教育学研究科博士課程を経て、現在、明治大学文学部教授。専攻は教育学、身体論、コミュニケーション技法。著書に『宮沢賢治という身体』(宮沢賢治賞奨励賞)『身体感覚を取り戻す』(新潮学芸賞)『声に出して読みたい日本語』(草思社、毎日出版文化賞特別賞)など多数。近著に『語彙力こそが教養である』『こども孫子の兵法』『なぜ本を踏んではいけないのか』『話すチカラ』(共著)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。