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教師という接客業 齋藤 浩(著/文) - 草思社
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教師という接客業

発行:草思社
四六判
216ページ
定価 1,500円+税
ISBN
9784794224583
Cコード
C0037
一般 単行本 教育
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年7月3日
書店発売日
登録日
2020年6月5日
最終更新日
2020年6月19日
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紹介

「学校もサービス業としての意識を持つべきだ」といったことが
声高に語られるようになって、
学校は「子どもを教育する場」という本来の役割から逸脱してしまった。
公的機関=サービスを提供する場所という「曲解」が
まかり通るようになってしまった。 
〈本書より〉

ベテラン公立小学校教師が、「接客業化」によって
機能不全に陥りかけている学校の実態を生々しく綴る。
いま、日本の学校で何が起きているのか。
なぜ心を病んで学校を去る教員が増え続けているのか。
そして今、子どもたちに本当に必要な教育と何なのか。
教師たちが直面するリアルな現実を紹介しつつ、
教育の本来的な役割を問い直す!

<目次より>
はじめに 目指すは高い顧客満足度?
第1章 保護者が期待するサービス満点教師
 ① 「とにかく楽しく」という要望
 ② あくまでもソフト路線
 ③ 「ウチの子を一番で」という要望
第2章 消えた熱血教師
 ① リスキーな熱血指導
 ② 量産されるフツーの先生
第3章 接客業化がもたらす弊害
 ① 上手くいっているアピール
 ②見えざる苦情への準備
第4章 学校にも押し寄せる変化の波
 ① 学校に期待しない風潮の蔓延
第5章 脱接客業化宣言
 ① 接客業との決別
 ② 新たに求められる教師像
終わりに

目次

はじめに 目指すは高い顧客満足度?
学校のサービス業化
とりあえず承る
とりあえず謝る
教師に個性は不要
触らぬ神に祟りなし

第1章 保護者が期待するサービス満点教師
① 「とにかく楽しく」という要望
学力は二の次
人気は叱らない先生
先生は友だち
褒めて褒めて褒めまくる
楽しさ至上主義
ウケない「笑わない先生」
② あくまでもソフト路線
真実を伝えない面談
保護者も友だち
要望はすべて受け入れる
気を使う連絡帳
些細なケガでもすぐ電話
もちろん些細なケンカも……
家庭には立ち入らない
③ 「ウチの子を一番で」という要望
苦情には反論しない
非常識でも注意しない
身勝手な要求にも対応する
話を盛って持ち上げる
良き理解者という仮面

第2章 消えた熱血教師
① リスキーな熱血指導
「なるべく大声を出さないでください」
失われた「俺についてこい」
鬼塚先生は懲戒免職
消えゆく名物教師
孤立する教師と学校
『スクール・ウォーズ』は是か非か
② 量産されるフツーの先生
頑張らせてはいけない
「受験の準備で学校は休みます」
実現しにくい若手教員のビジョン
「子どもに傘を貸してもいいですか」
「おい、校長はいるか」
望んでも提供しない、望まなくても提供する
 
第3章 接客業化がもたらす弊害
① 上手くいっているアピール
「イジメ件数ゼロ」の謎
不登校も学校の体面の問題に
クラスの問題もゼロ
仲良しアピール
共感アピール
中身のないウケる授業
②見えざる苦情への準備
気を使う授業参観日
説明責任という難題
みんなが主役
運動会にビデオ判定が導入された理由
コンプライアンスの強化

第4章 学校にも押し寄せる変化の波
① 子どもたちをとりまく環境の変化
不穏な国際社会
職場の上司は外国人
何のためのプログラミング教育か
「教えない授業」で学べること
環境問題と子どもたち
② 学校に期待しない風潮の蔓延
学力は塾任せでいいのか
曲解されるオンリーワン
熾烈な親の居場所作り
「先生の言うことなんか聞かなくてもいい」

第5章 脱接客業化宣言
① 接客業との決別
目指せ、名物教師!
親や地域の声に右往左往しない
必要不可欠な厳しさ
苦情にも反論する
真実を伝える
遠慮なく注意する
② 新たに求められる教師像
暗闇を照らすロウソクとしての誇り
AIにない臨機応変さ
鉄の意志
学校に社会的要素を持ち込む覚悟
プロ根性

終わりに

著者プロフィール

齋藤 浩  (サイトウ ヒロシ)  (著/文

齋藤 浩(さいとう・ひろし)
1963(昭和38)年、東京都生まれ。横浜国立大学教育学部初等国語科卒業。佛教大学大学院教育学研究科修了(教育学修士)。現在、神奈川県内公立小学校教諭。日本国語教育学会、日本生涯教育学会会員。これからの時代に合った学校教育の在り方を研究している。著書に『子どもを蝕む空虚な日本語』(草思社)、『理不尽な保護者への対応術』『学校のルーティン”を変えてみる』(以上、学事出版)などがある。

上記内容は本書刊行時のものです。