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出版者情報
百姓たちの水資源戦争
江戸時代の水争いを追う
発行:草思社
四六判
272ページ
定価
1,800円+税
- 書店発売日
- 2014年2月20日
- 登録日
- 2015年8月13日
- 最終更新日
- 2015年8月13日
書評掲載情報
2017-08-27 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
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紹介
江戸時代の村々は、稲作に不可欠な用水を確保するため、用水路からの取水をめぐって協調と対立をくり返してきた。本書では、第一部で、全国の百姓たちの水争いのパターンを概観しつつ、第二部では、大阪・藤井寺市近辺の十数カ村に焦点をしぼり、当地で江戸から300 年にわたって連綿と続いた水争いの様相を、古文書の記録をもとに分かりやすく解説。歴史好きはもちろん、農業・資源・環境問題に関心のある人にもお勧めの書!
目次
● 家康による利根川の治水工事が、関東に多くの水田を生んだ
● 田を洪水から守るための驚くべき「堤防」の技術
● 取水に有利な上流の村と、不利な下流の村の「水」をめぐる衝突
● 川の対岸の村同士の、取水口の設置をめぐる駆け引き
● 川に勝手に堰を設けての水流を操作する百姓たち
● 領主や幕府は、村々の水争いにどう対処したか?
● 明治維新は、村々の水利権のありようをどう変えたか?
上記内容は本書刊行時のものです。