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出版者情報
レクサスとオリーブの木
巻次:下巻
グロバリゼーションの正体
発行:草思社
縦200mm
273ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2000年2月
- 登録日
- 2017年3月30日
- 最終更新日
- 2017年3月30日
紹介
奇妙な事実がある。マクドナルドのある国どうしは、戦争をしないというのだ。なぜか。マクドナルドはまさにグローバル化のしるしであり、グローバル化世界の価値観は、問題解決の方法として「戦争」を好まないからだ。世界はすでに国家の論理ではないものによって動きつつある。二十四時間市場は、ネットワーク上の無数の多国籍投資家たちに支配され、もはや誰もコントロールしきれない。オリーブの木に象徴される旧い価値は、絶え間ない紛争を生んできたが、一方では文化や社会の安定ももたらしてきた。そして、グローバル化はそれらを破壊しようとする。新旧の価値が衝突するなかで、変化の巨大なうねりが世界を覆いはじめた。このうねりを乗り越えるための条件とは何か。
目次
第2部 グローバル化システムに接続する(戦争とマクドナルドの不思議な関係
持続可能なグローバル化
勝者がすべてを手に入れる)
第3部 グローバル化システムへの反動(グローバル化への反動
うねり、または反動に対する反動)
第4部 グローバル化システムとアメリカ(合理的な活況
革命はアメリカから
破滅に向かうシナリオ
前へ進む道)
上記内容は本書刊行時のものです。