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歴史遺産が地方を拓く 藤田 達生(編集) - 清文堂出版
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歴史遺産が地方を拓く (レキシイサンガチホウヲヒラク) 巻次:2 紀伊半島の創生 (キイハントウノソウセイ)

歴史・地理
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発行:清文堂出版
A5判
192ページ
定価 4,000円+税
ISBN
978-4-7924-1512-9   COPY
ISBN 13
9784792415129   COPY
ISBN 10h
4-7924-1512-8   COPY
ISBN 10
4792415128   COPY
出版者記号
7924   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年9月
書店発売日
登録日
2022年8月25日
最終更新日
2022年9月5日
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紹介

熊野やその周辺において地域史の諸相を解明する成果を持ち寄り、さらに地方創生に活かす方法を提言する。第二冊「紀伊半島の創生」は、歴史遺産を活用した地方創生のあり方を問う論考を集める。歴史学が、現代社会の諸課題を見据え、深い思索に裏付けられた実践の学問であることを示すとともに、巻末に充実した関係文献一覧を付して、今後の紀伊半島の歴史学的研究に大きな便宜を提供する。

目次

紀伊藩御船手方と御船歌 ――旧藩領内の御船歌と浦組制度を中心として―― …………吉村旭輝
  問題の所在
  一 紀伊藩の御船歌
  二 紀伊藩御船手方の組織と役所
  三 紀伊藩の遠見番所と鯨船
  四 紀南地域の御船歌 (㈠鯨船で歌われる御船歌――熊野灘・伊勢湾岸を視野に入れて ㈡唐船で歌われていた御船歌 ㈢御船歌のみが奉納される祭り)
  結語

コラム 熊野の扇踊り…………吉村旭輝

伊賀市域における人口減少とまちづくり…………笠井賢治
  問題の所在
  一 「村」「町」の成立と変遷
  二 人口データ
  三 「村」の人口推移 (㈠近世・近代・現代の人口比較  ㈡近代の人口推移 ㈢戦後の人口推移)
  四 「町」の人口推移
  五 二十一世紀以降の状況
  六 地域リノベーションの一つの取り組み (㈠都市上野の歴史と文化財群  ㈡文化財を活かしたまちづくり)
  結語

コラム 近世・近代を生きた藤堂藩無足人 ――伊賀郡大滝村大垣平四郎の場合―― …………笠井賢治

地方都市の未来を拓く ――城を活かした歴史まちづくり―― …………小林 隆
  問題の所在
  一 彦根城の変貌――閉ざされた核から開かれた核へ (㈠江戸時代の彦根城と彦根城下町 ㈡明治時代以降の彦根城)
  二 明治時代以降における天守の役割 (㈠城下町の伝統を伝えるランドマーク ㈡郷土資料館・博物館 ㈢まちづくりのシンボル)
  三 史跡と公園 (㈠城は史跡として保存されているだけなのか ㈡文化財と都市公園をかねる城)
  四 城を活かした歴史まちづくりを進めるためには (㈠城を活かすとは ㈡城下町の伝統を活かす)
  結語

コラム ヤマザクラとは異なる新種・クマノザクラの不思議?…………岡山大成

近未来の地方社会と地域圏大学…………藤田達生
  問題の所在
  一 変貌する地方都市
  二 共有システムとランドバンク
  三 地方発イノベーション
  四 コンパクトシティへの挑戦
  五 地域圏大学の時代
  結語

コラム 「半ば島のようなもの」と向き合って…………坂東 樹
コラム 人口問題とシンギュラリティ…………末吉敏弘

むすび──研究の軌跡…………藤田達生
  はじめに
  一 研究経過
  二 報告書の刊行と調査の継続
  むすび

熊野(牟婁郡域中心)関係文献一覧…………伊藤裕偉・北野隆亮・坂本亮太

著者プロフィール

藤田 達生  (フジタ タツオ)  (編集

藤田達生(ふじた たつお)……1958年愛媛県生まれ 現在、三重大学副学長、同教育学部・大学院地域イノベーション学研究科教授 主要著書に『日本中・近世移行期の地域構造』(校倉書房,2000年)、『災害とたたかう大名たち』(角川選書,2021年)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。