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オタク文化とフェミニズム 田中東子(著) - 青土社
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オタク文化とフェミニズム (オタクブンカトフェミニズム)

社会一般
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発行:青土社
四六判
248ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7917-7674-0   COPY
ISBN 13
9784791776740   COPY
ISBN 10h
4-7917-7674-7   COPY
ISBN 10
4791776747   COPY
出版者記号
7917   COPY
Cコード
C0030  
0:一般 0:単行本 30:社会科学総記
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2024年8月8日
最終更新日
2025年3月28日
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書評掲載情報

2025-03-22 朝日新聞  朝刊
2024-12-07 毎日新聞  朝刊
2024-11-09 日本経済新聞  朝刊
評者: はらだ有彩(文筆家)
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紹介

【2025/3/22 朝日新聞(著者に会いたい)田中東子氏インタビュー掲載!!】

わたしたちの消費は「正しい」のだろうか
金銭と時間の投資、心身の過剰な労働、性的消費との葛藤…、わたしたちと「推している」対象のあいだにはさまざまな問題が浮かびあがってくる。しかし、その活動に喜びが見出されることは間違いない。喜びと苦しさとが入り混じるその実践をすくい取りながら、「推し活」社会の現在地を描きだす。「推し活」論の決定版!
エンターテインメントをめぐるモヤモヤを考えるための補助線となる書。

[目次]

はじめに

Ⅰ 「推し活」社会と私たち
第1章 「推し活」社会の現在地
 「推し活」現象はどこからきたのか
 メディア化される「推し活」現象
 拡大される「推し活」論議

第2章 推し活と労働
 エンターテインメントと労働
 推される人たちの労働
 カツアゲされる情熱とやりがい
 やりがいある仕事?
 ケアワークとしての推し活
 推す側の労働

第3章 オタク消費を考える
 盛り上がる「推し活」経済
 企業によるオタク消費の捉え方
 過度な消費文化
 リクレイム・ザ・推し活

Ⅱ アイドルたちがみせるもの
第4章 アイドルたちは何を開示しているのか?

第5章 多様化する男性アイドル――若手俳優・ボーイズグループ・王子たち
 二〇一〇年代の2・5次元ミュージカルの現場から
 「アイドル」として語られる若手俳優
 「アーティスト性」と「アイドル性」は対立しない?
 実力派の「アイドル」という新機軸
 「○○王子」は「アイドル」を製造するパワーワード

第6章 ジャニーズ問題と私たち――性加害とファン文化の不幸な関係
 鈍かったメディアの反応
 性加害に加担したメディアの黙認
 温存される事務所内の権力構造
 ファン文化による不幸な愛着

Ⅲ オタク文化とフェミニズム
第7章 〈スペクタクル〉な社会を生きる女性たちの両義性
 消費主体/消費客体の転覆とその波及
 バラエティ豊かな「イケメン男性」の増殖
 イケメン男性の消費・商品化が示す両義性

第8章 娯楽と恥辱とルッキズム
 ルッキズムとジェンダー
 ルッキズムの定義と歴史
 娯楽と恥辱とルッキズム

第9章 自由と抑圧のはざまで「かわいさ」を身にまとう――「男の娘」を考える
 バンコクでのフィールドワーク
 日本での現状
 「男の娘」の定義
 再現度の上昇
 なぜ、「かわいく」なりたいのか?

第10章 のがれること・つくること・つながること

あとがき

上記内容は本書刊行時のものです。