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ダンテ論
『神曲』と「個人」の出現
発行:青土社
四六判
320ページ
定価
3,600円+税
- 書店発売日
- 2021年11月26日
- 登録日
- 2021年4月13日
- 最終更新日
- 2021年11月16日
書評掲載情報
2022-02-12 |
朝日新聞
朝刊 評者: 犬塚元(法政大学教授・政治思想史) |
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紹介
ダンテ没後七〇〇年。「ダンテ論/神曲論」の決定版
日本初の最新の伝記と研究史を備え、ダンテの中世的な側面から現代の世界に与えた影響までを論じる。ダンテのイメージは、政争に破れベアトリーチェに無垢なる愛を捧げた詩人という『神曲』の物語と重ねられ、「イタリア語」を生み出したイタリア国民の父としてナショナリズムのなかで理解されてきた。詩人の明晰な思想を実証主義に基づいた最新の研究成果と、綿密な読解から明らかにし、世界文学の代表としての『神曲』が持つ現在性を描き出す。
上記内容は本書刊行時のものです。