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出版者情報
スポーツが愛するテクノロジー
発行:世界思想社
四六判
縦192mm
横138mm
厚さ24mm
重さ 451g
334ページ
定価
3,200円+税
- 初版年月日
- 2021年2月28日
- 書店発売日
- 2021年3月4日
- 登録日
- 2021年1月26日
- 最終更新日
- 2021年2月6日
紹介
手を使うな! 前に投げるな! 3歩以上歩くな! 選手を縛るルールこそが、スポーツを作り上げる。テニス、サッカー、新体操、大相撲からデスマッチまで、最新テクノロジーが勝負を決める時代のスポーツの行方に迫る。
著者「あとがき」より
本書はスポーツについてルールから考える本である。……スポーツがますますテクノロジーに傾倒していく近年の現象をルールを視軸に検討してみようという本である。……ルールから考えるというのは、ルールを作る、改正する、それから、ルールを適用する、運用するという面からスポーツを考察しているということである。本書の根底にある問題意識は、スポーツ(とりわけエリートスポーツ)がいまどうなっていて、そして、これからどこへ行こうとしているのかという点にある。
目次
序 章 スポーツ、遊び、ゲーム、そしてルール
第1章 すべてのスポーツはゲームである?
第2章 採点競技の地平――もしパフォーマンスがゲームであるなら
第3章 新体操はスポーツである――イデオロギーとしての柔軟性
第4章 新体操は何を競うのか――美をめぐるヘゲモニー闘争
第5章 テクノフィリアの襲来――ゴールを見守るテクノロジー
第6章 サッカーは二度見する――VARと誤審の可能性
第7章 見るテクノロジーと誤審――大相撲という先駆者
第8章 テニスとフェティシズム――間違わないテクノロジーの降臨
第9章 スポーツの彼岸――デスマッチから見る風景
終 章 スポーツがテクノロジーを愛しても、
テクノロジーがスポーツを愛するわけではない
上記内容は本書刊行時のものです。