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見え方の困り事ってこういうことだったのかドリル 奥村智人(監修) - 時事通信出版局
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見え方の困り事ってこういうことだったのかドリル (ミエカタノコマリゴトッテコウイウコトダッタノカドリル)

社会科学
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B5判
縦257mm 横182mm 厚さ13mm
重さ 397g
144ページ
定価 2,200 円+税   2,420 円(税込)
ISBN
978-4-7887-2113-5   COPY
ISBN 13
9784788721135   COPY
ISBN 10h
4-7887-2113-9   COPY
ISBN 10
4788721139   COPY
出版者記号
7887   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
不明
書店発売日
登録日
2026年4月1日
最終更新日
2026年8月6日
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書評掲載情報

2026-09-27 読売新聞  朝刊
評者: 宮部みゆき(作家)
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紹介

学習障害、色覚障害、ロービジョンなど、学習する上で、見え方の困難さを抱えている子どもがいます。本書は、そうした困難さを抱えている子どもにとって、文字や数字や色がどのように見えているのか、どのようにイメージされているのかを、直感的に理解するための本です。
子どもの学びづらさについては、近年「LD(学習障害)」「ADHD(注意欠如・多動症)」という言葉も広く認知されるようになりましたが、「当事者及びその家族(関係者)」と「それ以外の人々」では、学びづらさに対する知識や理解に大きなギャップがあることも確かです。本書は「障害について理解している人と知らない人の橋渡しをする」ことをミッションとし、これまで障害者理解・支援とはかかわりのなかった人々にも関心を持ってもらいたいという願いのもとで構想されました。本書を読むことで、「学校教育のユニバーサルデザイン」について考えを深めていただければ幸いです。

目次

□ 監修のことば
□ はじめに 「見え方の困り事」とは?

第 1 章 「読み方」の困り事
CASE 1 文字がぼやける
CASE 2 中心が見えない
CASE 3 周辺が見えない
CASE 4 まだらに見える

[COLUMN 1 ]  ロービジョン

CASE 5 文字が反転・回転する
CASE 6 文字が固まりに見える
CASE 7 似た文字を混同する
CASE 8 読む方向がわからなくなる
CASE 9 形から音を想起できない

[COLUMN 2 ] ディスレクシア

CASE 10 文字が背景に溶け込む
CASE 11 文字が二重に見える
CASE 12 文字が歪む・踊る
CASE 13 文字の間に川ができる

[COLUMN 3 ] アーレンシンドローム

CASE 14 色の区別がつかない

[COLUMN 4 ] 色覚障害

レイアウト問題

第 2 章 「書き方」の困り事
CASE 1 目と手が連動しない
CASE 2 書き順がわからない
CASE 3 文字の一部が気になる
CASE 4 字のバランスが崩れる
CASE 5 音から文字を想起できない
CASE 6 筆圧をコントロールできない
CASE 7 全体の形が想像できない
CASE 8 位置がわからなくなる

[COLUMN 5 ] ディスグラフィア

第 3 章 「日常生活」の困り事
CASE 1 段差や階段が怖い
CASE 2 飲み物を注ぐ時にこぼす
CASE 3 知り合いに気づかない
CASE 4 料理に気づけず食べ残す
CASE 5 薄暗い場所で動けない
CASE 6 スーパーの商品棚などで酔う
CASE 7 値札や成分表示が読めない
CASE 8 まぶしくて目が開けられない
CASE 9 リモコンが見つからない
CASE 10 色の変化がわからない
CASE 11 服のコーディネートを間違える
CASE 12 記入欄がわからない
CASE 13 爪切りやメイクが難しい
CASE 14 モノにぶつかる
CASE 15 小銭の出し入れに時間がかかる
CASE 16 メニューが読めない
CASE 17 信号機の色がわからない
CASE 18 マウスカーソルを見失う
CASE 19 薬の識別ができない
CASE 20 ロッカーの位置がわからない

第 4 章 当事者の皆さんの声

CASE 1 特性に合った「学び方」が人生を変えた 
藤堂 高直さん(大学教授・建築家・デザイナー・陶芸家)

CASE 2 ルールとテクノロジーの進歩で障害はなくせる 
白井 夕子さん(東京都盲人福祉協会・生活訓練指導員)

CASE 3 「文字の声」が聞こえる 私の見ている世界 
ミーさん(大学院生)

CASE 4 ディスレクシア専用の英語塾を立ち上げる
成田あゆみさん(「もじこ塾」代表)

CASE 5 「色に頼れない世界」で見つけた可能性
髙村 純一さん(3Dジェネラリスト)

CASE 6 光に苦しめられる「アーレンシンドローム」
アーレンシンドローム当事者の皆様の声

□ 支援者団体やサポート教材のご紹介

第 5 章 社会の「読めない」「書けない」をなくすために知っておきたいこと(奥村智人×高田裕美×澤田憲)

1 自分自身も気づきにくい「読み書き」の困り事
2 クラス単位でできる学校での合理的配慮
3 各自治体の「専門家チーム」を頼って、先生だけで頑張らない
4 「ユニバーサルデザイン」が人を差別しないために
5 テクノロジーを活用して当事者・支援者とつながる

□ おわりに
□ 取材・制作協力 参考文献 一覧

著者プロフィール

奥村智人  (オクムラ トモヒト)  (監修)

奥村智人(おくむら・ともひと)
大阪医科薬科大学小児高次脳機能研究所・准教授。オプトメトリスト・眼鏡作製技能士1級。米国パシフィック大学オプトメトリー修士課程、教育学修士課程修了、医学博士。現在、子どもの視覚能力の評価、視覚トレーニングを実践するとともに、視覚発達と学習についての研究をしている。American Academy of Optometry認定オプトメトリスト(FAAO)、College of Optometrists in Vision Development認定(FCOVD)、特別支援教育士SV(S.E.N.S-SV)、公認心理師、日本LD学会・特別支援教育士資格認定協会理事、視覚発達支援研究会理事長。主な著書に『学びにくい子どもと教室でできる!〈プチ〉ビジョントレーニング』(三浦朋子・茅野晶敬との共著、明治図書、2018年)、『子どもの学びと向き合う医療スタッフのためのLD診療・支援入門 改訂第2版』(分担執筆、診断と治療社、2022年)など多数。

高田 裕美  (タカタ ユミ)  (著)

高田 裕美(たかた・ゆみ)
書体デザイナーとして32年間、さまざまな分野の書体を手掛ける。2017年以降、企画・制作に従事した「UDデジタル教科書体」「BIZ
UD明朝/ゴシック」がWindowsOSに搭載。現在は、書体デザイナーとしての経験を活かし、新書体の提案をはじめ、書体の重要性や役割・有効な使い方を普及すべく、講演やワークショップ、取材、執筆など広く活動中。
2024年 日本タイポグラフィ協会顕彰 佐藤敬之輔賞 個人部門を受賞。 著書に『奇跡のフォント―教科書が読めない子どもを知って UDデジタル教科書体開発物語』(時事通信社)、『みんなの「読める」をデザインしたい わたしは書体デザイナー』(Gakken)がある。

澤田 憲  (サワダ ケン)  (著)

澤田 憲(さわだ・けん)
編集・ライター。週刊誌記者として専門家や著名人へのインタビュー、人物ルポタージュなどの執筆を担当。また、児童書を中心とした書籍の編集・ライティングも行う。

上記内容は本書刊行時のものです。