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出版者情報
患者の心得
高齢者とその家族が病院に行く前に知っておくこと
- 初版年月日
- 2020年10月25日
- 書店発売日
- 2020年10月23日
- 登録日
- 2020年9月5日
- 最終更新日
- 2020年10月2日
紹介
誰しも、加齢に抗うことはできません。どれほど健康に気をつけている人でも、歳を経るほどに身体のさまざまな部分に不調をきたしはじめ、医療を利用する機会は増え続けるのです。
毎日のように医療機関に通い、お腹いっぱいになるほど薬を飲み、それでも安心できずに悶々とした日々を過ごす。そんな高齢者は少なくありません。高齢であるほど、医療をうまく利用し、自らの身体とうまく付き合い、日々の生活を豊かにする術を身につけておく必要があると感じます。
加えて、高齢者が医療機関に通院・入院する際は、家族の協力が欠かせません。送り迎えをしたり、受診に付き添って治療の説明を一緒に聞いたり、入院中の生活のサポートをしたりしていただく機会が多いからです。
そのため、患者さん本人以上にご家族の方が疲弊し、精神的・身体的なストレスで参ってしまう、というケースも少なからずあります。本人だけでなく、ご家族の方も高齢者医療の実態を知っておき、うまく立ち回る必要があるのです。
また、高齢者にとって医療は必ずしも「長生きするためのツール」ではありません。自分の趣味に熱中したり、お友達と遊びに行ったり、家族と楽しく美味しいものを食べたりして豊かな人生を送れるようにする。高齢者にとっての医療の価値はそこにあります。
そのためには、早いうちから医療に関する知識を身につけ、来るべき「不調」に備えておかねばなりません。
本書では、高齢者の病気に対する考え方や、高齢者特有の問題にスポットを当てながら医療の知識を紹介します。
目次
はじめに
第1章 高齢者特有の注意点
第2章 医師との上手なコミュニケーション
第3章 病院でよく見る患者さんの“誤解”
第4章 知っておくべき薬の知識
第5章 手術について知っておくべきこと
第6章 がんと冷静に向き合うために
第7章 正しい医療情報の見極め方
第8章 こんな事故や症状に注意!
おわりに
上記内容は本書刊行時のものです。