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語る女たちの時代 : 一葉と明治女性表現
発行:新曜社
縦200mm
387ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 1997年4月
- 登録日
- 2017年3月25日
- 最終更新日
- 2017年3月25日
紹介
フェミニズム批評と都市論から読む一葉・明治東京物語。「新しい女」としての樋口一葉、先駆者としての中島湘煙、福田英子、田辺花圃、木村曙。漢文、和文、言文一致など様々な言語が交錯する明治10~20年代、これら女性表現者たちのエクリチュールを読みとき、政治と女学、女学と文学のせめぎあう日本近代のことばの葛藤、明治東京の光と闇を鮮やかに浮かび上がらせる。
目次
1 女性表現の明治(中島湘煙 演説筆記「函入娘」
湘煙の文章形成-「同胞姉妹に告ぐ」の位相
福田英子『妾の半生涯』の語り
田辺花圃『藪の鶯』-立身と恋愛をめぐって ほか)
2 一葉・明治東京物語(「縫ひとゞめ」る心-『闇桜』
狂気の表象をめぐって-『うつせみ』
記号化されざるもの-『にごりえ』
悪場所の少女美登利私考-『たけくらべ』 ほか)
上記内容は本書刊行時のものです。