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カール・マルクス 未来のプロジェクトを読む 植村 邦彦(著/文) - 新泉社
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カール・マルクス 未来のプロジェクトを読む (カールマルクス ミライノプロジェクトヲヨム)

哲学・宗教
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発行:新泉社
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ23mm
重さ 400g
320ページ
定価 2,700円+税
ISBN
978-4-7877-2205-8   COPY
ISBN 13
9784787722058   COPY
ISBN 10h
4-7877-2205-0   COPY
ISBN 10
4787722050   COPY
出版者記号
7877   COPY
Cコード
C1010  
1:教養 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2022年10月
書店発売日
登録日
2022年9月9日
最終更新日
2022年9月9日
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書評掲載情報

2023-02-11 毎日新聞  朝刊
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紹介

資本主義の終わり方と、私たちの未来を考える

格差と貧困の拡大、疎外された労働の拡大……。
「資本主義の矛盾」の深化は、改めてマルクスを歴史の表舞台に押し出した。
現代的な視野からマルクスを再読することで、社会の現実を変革していくうえでの大きな沃野が開けてくる。
私たち自身の未来のプロジェクトを読み取るために――。

 「資本主義の矛盾」が世界的規模で噴出し、職場内で、国内で、さらには国境を越えて競争に駆り立てられているのが、私たちが置かれている現状である。
 「協同/協働」すること、シェアや分かち合い、贈与や互酬性などの再評価が進んでいる。それはまさに、私たちの生き方や社会の仕組み自体が問われているからだ。
 「資本主義の終わり方」を考え直してみることは、私たちがこれからどう生きるのか、どのように行動したらいいのか、という実践的問題に直結する。
 未来のプロジェクト――。ここから先は私たち自身が考える番だが、マルクスを再読することは、私たち自身の未来のプロジェクトを読み取ることなのである。

目次

第一章 ロックとマルクス――労働が所有権を基礎づける?
第二章 初期社会主義と奴隷制
第三章 労働と所有の不正義――貧困・疎外・奴隷制
第四章 贈与と分かち合い――グレーバー『負債論』をめぐって
第五章 アソシアシオン・個体的所有・貨幣
第六章 「ファーガスンとマルクス」再考
第七章 『経済学批判』序言――人間の社会と歴史についての一考察
第八章 資本主義の終わり方――『資本論』のポリフォニー
第九章 世界システム論とローザ・ルクセンブルク
第十章 東ドイツにおける社会主義と市民社会――言説史の試み
第十一章 その後の「市民社会」論
第十二章 戦後日本のマルクス研究

著者プロフィール

植村 邦彦  (ウエムラクニヒコ)  (著/文

1952年生まれ。
関西大学名誉教授。専門は社会思想史。
主な著作に『隠された奴隷制』(集英社新書、2019年)、『ローザの子供たち、あるいは資本主義の不可能性――世界システムの思想史』(平凡社、2016年)、『市民社会とは何か――基本概念の系譜』(平凡社新書、2010年)、『マルクスのアクチュアリティ――マルクスを再読する意味』(新泉社、2006年)、『マルクスを読む』(青土社、2001年)など。

上記内容は本書刊行時のものです。