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千ベロの聖地「立石」物語 谷口 榮(著/文) - 新泉社
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千ベロの聖地「立石」物語 (センベロノセイチタテイシモノガタリ) もつ焼きと下町ハイボール (モツヤキトシタマチハイボール)

歴史・地理
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発行:新泉社
四六判
272ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7877-2028-3   COPY
ISBN 13
9784787720283   COPY
ISBN 10h
4-7877-2028-7   COPY
ISBN 10
4787720287   COPY
出版者記号
7877   COPY
Cコード
C0021  
0:一般 0:単行本 21:日本歴史
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2021年3月20日
書店発売日
登録日
2021年1月5日
最終更新日
2021年2月13日
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書評掲載情報

2021-10-16 東京新聞/中日新聞  朝刊
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紹介

千円札一枚で酔える=「千ベロ」で有名な京成押上線立石駅前、仲見世の飲み屋街
「宇ち多」「みつわ」「江戸っ子」の魅力はどこにあるのか?
東京下町の飲みスタイル(流儀)とはどんなものか?
なぜ立石は千ベロの聖地になったのか?
京成線沿線の歴史と文化を掘り起こしつづける著者が熱く語る。

目次

1 思い出の中のもつ焼き屋さん
  立石・青戸界隈で飲むと
  幼い頃からもつ焼きに親しんできた
  暖簾をくぐることを覚えたのは
  飲み屋に行って帰ってこない父を
  発掘の後はいつも

2 下町ハイボールともつ料理
  働く人々にとってウイスキーは
  味の決め手となるのは
  もつ料理の「もつ」は豚もつ
  なぜ隅田川以東の「もつ焼き」は
  「焼き」「煮込み」「刺し」の三つ
  味付けは「シオ」と「タレ」
  「煮込み」は味噌ベース
  串刺しバラ盛りの二通り
  下町ハイボールの味のバリエーション

3 立石のもつ焼き屋さん細見
  もつ焼き屋さんを記録する
  宇ち多
  みつわ
  江戸っ子
  鳥房(唐揚げ店)
  店が醸しだす情緒
  もつ焼き屋さんの特徴をつかむ
  レトロとハイカラ
  店によって流儀

4 立石仲見世物語
  戦後復興とカスリーン台風
  立石仲見世の誕生へ
  高度経済成長期を経て
  立石仲見世のエリア
  千ベロの聖地「立石」の誕生
  「立石仲見世商店街」の変遷
  「小浅草」から「千ベロの聖地」へ

5 京成押上線と千ベロの聖地誕生
  立石は京成押上線の駅のまち
  震災復興と荒川放水路の完成
  戦後復興と京成線 
  京成曳舟駅
  八広駅
  四ツ木駅
  青砥駅
  京成立石駅

6 立石の地霊
  地名の起こりとなった「立石様」
  祟る神様として
  立石様の正体とは
  奪い奪われる葛西城
  交通の要衝を構成する「場」
  河川を忘れた立石

付章 立石にあった「つたや京染店」
  「つたや京染店」のルーツ
  父と祖父の故郷を訪ねる
  目黒から葛飾立石へ

著者プロフィール

谷口 榮  (タニグチ サカエ)  (著/文

1961年、東京都葛飾区生まれ、現在も葛飾区在住。
国士館大学文学部史学地理学科卒、博士(歴史学 駒澤大学)。
立正大学・明治大学・國學院大學・和洋女子大学兼任講師、NHK高校講座日本史講師歴任。現在、葛飾区産業観光部観光課主査学芸員、よみうりカルチャー講師、新潮講座講師も努めている。(立石三郎、勝鹿亭立石というペンネームでも執筆活動をしている)
日本考古学協会理事、観光考古学会理事、日本歴史学協会文化保護特別委員、境界協会顧問など。
研究テーマは、東京下町や旧葛飾郡域の環境と人間活動の変遷を通史的に研究、そのほか地形や地理と人間活動の関係性、地域的な飲食文化なども調査研究対象としている。
主な著作として、シリーズ「遺跡を学ぶ」057『東京下町に眠る戦国の城 葛西城』(新泉社)、シリーズ「遺跡を学ぶ」143『東京下町の前方後円墳 柴又八幡神社古墳』(新泉社)、『増補改訂版 江戸東京の下町と考古学―地域考古学のすすめ―』(雄山閣)、『東京下町の開発と景観』古代編・中世編(雄山閣)、編著『遺跡が語る東京の歴史』(東京堂出版)など多数。

上記内容は本書刊行時のものです。