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発行:新泉社
四六判
432ページ
定価
2,500円+税
- ISBN
- 9784787720115
- Cコード
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C1011
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教養 単行本 心理(学)
- 初版年月日
- 2021年1月20日
- 書店発売日
- 2021年1月12日
- 登録日
- 2020年12月16日
- 最終更新日
- 2020年12月17日
紹介
「塚崎直樹さんは体験派である。素の体験から考える人である。本を読んだり話を聞いても、そこで述べられている考えや理屈よりも、語り・書いている人自身に触れ合おうとする。その種の人は医師を含めた医療者の中に多い。ことに精神科医の中に体験派の人が多い。素の自分として、素の人としての患者に関わる姿勢が要請される場面、が少なくないからである。その塚崎さんが生身で格闘した「事態や文章」との体験が8つの記録として纏められた。塚崎さんの素の体験の記憶に残された「虹の断片」に触れることは、読者に特別の広がりをもたらすとボクは思う。それは素の体験が極端に希薄化してしまっている現在社会への気づき・意識化である。」──神田橋條治(精神科医)
目次
思い出すこと――はしがきにかえて
第一章 労働者の原型
第二章 ハンセン病を手がかりとして
第三章 精神鑑定をめぐって
第四章 心理療法
第五章 水俣病事件と向き合う
第六章 病院改革
第七章 自殺をめぐって
第八章 鶴見俊輔とうつ病
あとがき
上記内容は本書刊行時のものです。