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生きる場からの哲学入門 大阪哲学学校(編集) - 新泉社
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生きる場からの哲学入門 (イキルバカラノテツガクニュウモン)

哲学・宗教
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発行:新泉社
四六判
縦188mm 横130mm 厚さ24mm
重さ 385g
344ページ
定価 2,200円+税
ISBN
978-4-7877-1911-9   COPY
ISBN 13
9784787719119   COPY
ISBN 10h
4-7877-1911-4   COPY
ISBN 10
4787719114   COPY
出版者記号
7877   COPY
Cコード
C1010  
1:教養 0:単行本 10:哲学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年8月31日
書店発売日
登録日
2019年7月19日
最終更新日
2019年8月20日
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紹介

「すべての人は哲学者である」

生活の場で地に足をつけ、そこにある問題と向き合い、深く広く考え抜くことで、よりよく生きる力を支える哲学の実践=「哲学すること」のために──。

哲学とは、哲学者の専有物ではなく、すべての人が自らの生活の場に根ざして、世界と自分を批判的吟味の俎上にのせる知的営みでなければならない。
「生きる場と哲学の結合」を謳い、在野の実践を続けてきた哲学学校によるユニークな哲学入門書。
花崎皋平、大越愛子、田畑稔ほか17講義を収録。

目次

序論 生きる場からの哲学とは……平等文博

第I部 生きることと哲学すること
第一講 民衆思想とその方法について……花崎皋平
第二講 砂漠のなかのオアシス:沖仲仕の哲学者ホッファーに学ぶ、生きる場で哲学するためのルール……三浦隆宏
第三講 現代の仕事とアイデンティティ:対人的サービス労働のために……細谷 実
第四講 「子どもを産む」ことに関する事柄:自然から自由へ……大越愛子
第五講 「食の哲学」入門:フォイエルバッハを参考に「食と宗教」について考える……河上睦子

第II部 生きる場からの思索と哲学
第一講 生と死とおひとりさまを考える……久保下多美子
第二講 若き生活者たちに:学ぶことの意味について……三上 晋
第三講 新しい会社組織と幸福な生:幸せの吟味への一つのアプローチ……松岡鉄久
第四講 障がい者の生き方……義積弘幸
第五講 農から現在を見る……山口 協
第六講 存在しない仏に祈る:浄土仏教は生きているか……稲岡義朗
第七講 サラリーマン人生を終えた今、考えること……瀬尾良郎

第III部 生きる場と世界をつなぐための哲学再入門
第一講 全体主義とは何か:アーレント『全体主義の起原』を手がかりに……百木 漠
第二講 共有の廊下・中庭の哲学:プラグマティズム哲学入門……木村倫幸
第三講 抽象と具体の狭間から……村山 章
第四講 尊厳論エッセンス……藤田隆正
第五講 「生活の吟味」としての哲学:『ソクラテスの弁明』を読む……田畑 稔

著者プロフィール

大阪哲学学校  (オオサカテツガクガッコウ)  (編集

「生活現場と哲学の結合」を掲げて1986年5月に開校した哲学の文化運動体。
対話を通して「哲学する文化」を市民の生活の場に根づかせることを目指し、思想的立場の多様性を前提にしたオープンな催しをほぼ隔週土曜日に開催している。
これまでに、マルクス、ヘーゲル、カント、スピノザ、ハンナ・アーレントなどをテーマとした〈知の歴史〉入門講座、大阪懐徳堂の思想家たちや安藤昌益らを取り上げた日本思想史講座、平和の哲学や資本主義の今、ニッポン・イデオロギーや若者の現在など、トピカルな問題を哲学・思想の面から掘り下げた連続講座やシンポジウムを主催。また、天皇制、企業モラル、日本の保守などを哲学する共同研究を呼びかけ、成果を出版している。
大阪唯物論研究会哲学部会を設立母体としており、母体を同じくする季報『唯物論研究』刊行会とは協働の関係にある。
ウェブサイト:https://oisp.jimdo.com

上記内容は本書刊行時のものです。