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ミュージアムの教科書 暮沢 剛巳(著) - 青弓社
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ミュージアムの教科書 (ミュージアムノキョウカショ) 深化する博物館と美術館 (シンカスルハクブツカントビジュツカン)

芸術
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発行:青弓社
A5
縦210mm 横148mm 厚さ21mm
重さ 402g
304ページ
並製
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7872-7445-8   COPY
ISBN 13
9784787274458   COPY
ISBN 10h
4-7872-7445-7   COPY
ISBN 10
4787274457   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0070  
0:一般 0:単行本 70:芸術総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2022年5月27日
書店発売日
登録日
2022年5月2日
最終更新日
2023年11月9日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2023-11-09
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ルーヴル美術館、万国博覧会、MoMA、ヴィクトリア&アルバート博物館、東京国立博物館、日本民藝館、セゾン美術館、森美術館、アイヌ民族博物館などなど、国内外の重要なミュージアムや展示をピックアップして、各館の歩みや社会的な役割を丁寧に解説した一冊。おかげさまで、増刷です。

紹介

国内外の重要なミュージアムをピックアップして、各館の歩みや社会的な役割を解説する。様々なケーススタディーを通して、ミュージアムの思想や政治性、グローバリゼーションとの関わりを検証して、メディアとしてのミュージアムの可能性を描き出す。

目次

はじめに

序 章 ミュゼオロジーからミュージアムスタディーズへ

第1章 ムセイオンからミュージアムへ
 1 ワイン倉庫を模した美術館
 2 ムセイオン――ミュージアムの起源
 3 ムセイオンからミュージアムへ――古代・中世
 4 キャビネットの誕生
 5 ルネサンスとバロック――キャビネットの展開
 6 イタリアのキャビネット
 7 アルプス以北のキャビネット
 8 バロック期のキャビネット
 9 キャビネットの終焉
 10 ミュージアムの成立
 11 博物学の誕生
 12 キャビネットとエピステーメー
 13 ミュージアムの形成

第2章 ルーヴル美術館の歴史と特徴
 1 世界三大美術館
 2 複雑な歴史的経緯
 3 グラン・ルーヴル・プロジェクト
 4 ルーヴルの現在
 5 視線の重層化と不特定の主体
 6 博物館と美術館
 7 一国美術と広域美術
 8 共同体の文化的基礎
 9 ランスのルーヴル

第3章 万国博覧会と美術の関係
 1 万博とミュージアム
 2 メディアとしての博覧会
 3 万博都市パリ
 4 万博とファシズム
 5 万博と植民地
 6 第二次世界大戦後の万博の趨勢
 7 大阪万博――未曾有の国家的イベント
 8 紀元二千六百年博の再来
 9 万博美術展
 10 愛・地球博――二十一世紀の万博像
 11 世博会博物館と大阪・関西万博

第4章 MoMAと近代美術
 1 新しい美術館の誕生
 2 初代館長アルフレッド・バー・Jr
 3 「キュビスムと抽象芸術」展
 4 「幻想美術、ダダ、シュルレアリスム」展
 5 拡張するコレクション
 6 MET、ホイットニーとの協定と「近代美術」の拡張
 7 現代美術の司令塔
 8 ジャンルの再構成
 9 フィリップ・ジョンソン――もう一人の大立者
 10 自国中心主義的な視点
 11 その後のMoMA
 12 データベースを体現する空間

第5章 オルセー美術館とポンピドゥー文化センター
 1 印象派の黎明
 2 駅舎から美術館へ
 3 光の館オルセー
 4 新たな複合文化施設の登場
 5 幻の二十世紀美術館構想
 6 空想の美術館
 7 「前衛芸術の日本」と「大地の魔術師たち」
 8 メス分館――ポンピドゥーの地域戦略
 9 ソフィア王妃芸術センター
 10 川崎市市民ミュージアムの趨勢――日本のポンピドゥー

第6章 デザインミュージアムとは何か
 1 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館――世界初のデザインミュージアム
 2 ロンドン万博から産業博物館へ
 3 サウスケンジントン博物館の開館
 4 ミュージアムによる社会変革
 5 その後のV&A
 6 デザインミュージアムの意義
 7 ダンディー別館
 8 ロンドン・デザインミュージアム
 9 MoMAのデザイン展示:1
 10 MoMAのデザイン展示:2
 11 ヴィトラデザインミュージアム
 12 幻の秋葉原デザインミュージアム
 13 「つくろうデザインミュージアム」以降
 14 D‒8とJDM構想
 15 デザインミュージアムへの胎動

第7章 上野公園の美術と記憶――ミュージアム・パークのゆくえ
 1 東博のリニューアル
 2 「文化の森」以前の上野公園
 3 町田久成――上野の山に博物館建設を夢見た男
 4 博覧会から博物館へ
 5 巨大化する博物館
 6 東博の現在
 7 幻の「展画閣」構想
 8 「美術」と「記憶」
 9 「上野の山」の現在と未来

第8章 思想としての日本民藝館
 1 日本民藝館とは
 2 柳宗悦――その関心の軌跡
 3 「民芸」の誕生と美術館構想
 4 平和主義とオリエンタリズム
 5 モノの思想
 6 宗悦の美術館観
 7 日本民藝館の現在と今後
 8 民藝館のポスト宗悦
 9 大阪日本民芸館
 10 式場隆三郎、民芸の継承者

第9章 セゾン美術館から森美術館へ――〈文化〉の転換と美術館
 1 老舗と新興勢力――百貨店の美術展史
 2 西武美術館――その前史と黎明期
 3 三つの方向性――西武美術館の多彩な活動
 4 セゾングループの文化戦略
 5 セゾン文化の黄昏と人材の流出
 6 森美術館――新たなメガ・ミュージアムの誕生
 7 近代美術と現代美術
 8 現代美術館の誕生と西武美術館

第10章 グローバリゼーションとICOM職業倫理規程――ミュージアムスタディーズの観点から
 1 グローバリゼーションの趨勢
 2 ルーヴルとポンピドゥーの海外展開
 3 博物館法とICOM職業倫理規程
 4 ICOM職業倫理規程の変遷
 5 定義変更に向けての議論
 6 第二十五回ICOM京都総会
 7 保留された新定義案
 8 アイヌ民族博物館の開館とその経緯
 9 アイヌ民族博物館の展示
 10 理念と現実の乖離

参考文献一覧

あとがき

版元から一言

近年、美術館では、絵画や彫刻だけでなく、アニメ、ファッション、デザインなど、様々な展覧会が開かれて、コロナ禍でもオンライン展示などを駆使して発信を続けている。そもそも、ミュージアムとはいかなる存在で、どのように社会にメッセージを送ってきたのだろうか。

ルーヴル美術館、万国博覧会、MoMA、ヴィクトリア&アルバート博物館、東京国立博物館、日本民藝館、セゾン美術館、森美術館、アイヌ民族博物館――国内外の重要なミュージアムや展示をピックアップして、各館の歩みや社会的な役割を丁寧に解説する。

様々なケーススタディーを通して、ミュージアムの思想や社会的な機能はもちろん、ミュージアムが内包する政治性、グローバリゼーションとの関わりを検証して、メディアとしてのミュージアムの可能性を描き出す。

著者プロフィール

暮沢 剛巳  (クレサワ タケミ)  (

1966年、青森県生まれ。評論家として、美術・建築・デザインなどを対象に執筆や翻訳活動をおこなう。東京工科大学デザイン学部教授。著書に『拡張するキュレーション――価値を生み出す技術』(集英社)、『オリンピックと万博――巨大イベントのデザイン史』(筑摩書房)、『美術館の政治学』(青弓社)、『美術館はどこへ?――ミュージアムの過去・現在・未来』(廣済堂出版)、共著に『視覚文化とデザイン――メディア、リソース、アーカイヴズ』(水声社)、『幻の万博――紀元二千六百年をめぐる博覧会のポリティクス』(青弓社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。