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ライブカルチャーの教科書 宮入 恭平(著) - 青弓社
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ライブカルチャーの教科書 音楽から読み解く現代社会

発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ15mm
208ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-7422-9
Cコード
C0073
一般 単行本 音楽・舞踊
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年7月29日
書店発売日
登録日
2019年6月17日
最終更新日
2019年8月28日
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紹介

日本の音楽シーンを牽引するライブ文化。その要点を読み解くために「メディア」「産業」「法律」「教育」などの視点を解説したうえで、フェスやレジャー、アニソン、部活、アイドルなどの具体的なトピックスを基本的な知識も押さえながら解説する。

目次

まえがき

序章 ライブカルチャーの全体像
 1 身近な音楽との接し方
 2 真逆の構図
 3 可視化されないデータの裏側
 4 ライブカルチャーから読み解く

第1部 視点

第1章 メディア
 1 ヴァーチャルの侵食
 2 ライブ概念の変遷
 3 ライブ概念の混乱
 4 リアルとヴァーチャルのはざまで

第2章 産業
 1 ポール・マッカートニー
 2 音楽産業とは何か
 3 アドルノの文化産業論
 4 アドルノを超えて

第3章 法律
 1 路上ライブ
 2 路上のルール
 3 囲い込み
 4 規制される文化実践

第4章 政治
 1 「音楽に政治を持ち込むな」問題
 2 音楽と政治の関係
 3 政治性と中立性
 4 ポスト三・一一のライブカルチャー

第5章 社会
 1 ジョシュア・ベルの憂鬱
 2 聴衆の誕生
 3 アーヴィング・ゴフマンの視点
 4 場所の感覚

第6章 アイデンティティ
 1 ボーン・ディス・ウェイ
 2 アイデンティティとしての音楽
 3 アイデンティティの欠落
 4 「周縁」から/へのまなざし

第7章 教育
 1 NコンとJ-POP
 2 音楽と教育の関係
 3 軽音楽部の位置づけ
 4 学校教育の名のもとで

第2部 応用

第8章 アイドル
 1 「YOUNG MAN」
 2 アイドルの変遷
 3 アイドルが意味するもの
 4 ファンとストーカーの境界線

第9章 アニソン
 1 アニソンブーム
 2 アニソンの変遷
 3 蔓延する「アキバ系的なるもの」
 4 二次元と三次元のはざまで

第10章 ツーリズム
 1 ライブ遠征
 2 音楽と観光
 3 ミュージックツーリズム
 4 音楽=場所=アイデンティティ

第11章 ライブハウス
 1 ヒエラルキーの崩壊
 2 ライブハウスの変遷
 3 インディーズの襲来
 4 ポストライブハウスの時代

第12章 ストリート
 1 スタイリッシュなデモ
 2 ストリートの思想
 3 音楽と社会運動
 4 監視社会

第13章 フェス
 1 ロックフェスの成熟とEDMフェスの参入
 2 フェス文化の定着
 3 ライブカルチャーとクラブカルチャー
 4 「モノ消費」から「コト消費」へ

第14章 レジャー
 1 吹奏楽の聖地
 2 音楽とレジャー
 3 シリアスレジャー
 4 ライブカルチャーと発表会文化

あとがき

版元から一言

2000年代後半以降、CD市場が縮小し音楽聴取形態が多様化するのに伴って、各地のフェス、コンサート、アイドルシーンなど、ライブ・エンターテインメント市場が音楽文化を牽引している。「音楽を楽しむこと」の意味は近年どのように変わってきていて、そこにはどのような社会的・文化的な背景があるのか。

音楽ライブを読み解くために「メディア」「産業」「法律」「教育」などの視点を解説したうえで、フェスやレジャー、アニソン、部活、アイドルなどの具体的なトピックスを基本的な知識も押さえながら解説する。

音楽とファンの関係、音楽がもつ政治性、LGBTなどの社会的なマイノリティとの関わり、ARなどの技術と音楽文化など、ライブカルチャーを概説しながら、現代社会の諸問題を考えるアイデアや論点を提示する。

著者プロフィール

宮入 恭平  (ミヤイリ キョウヘイ)  (

1968年生まれ。立教大学、国立音楽大学ほか非常勤講師。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ。著書に『ライブハウス文化論』(青弓社)、『J-POP文化論』(彩流社)、編著に『発表会文化論――アマチュアの表現活動を問う』、共編著に『「文化系」学生のレポート・卒論術』、共著に『ライブシーンよ、どこへいく――ライブカルチャーとポピュラー音楽』(いずれも青弓社)、翻訳書にスージー・J・タネンバウム『地下鉄のミュージシャン――ニューヨークにおける音楽と政治』(朝日新聞出版)。

上記内容は本書刊行時のものです。