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選挙との対話
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2024年10月7日
- 書店発売日
- 2024年10月7日
- 登録日
- 2024年8月21日
- 最終更新日
- 2024年11月15日
書評掲載情報
2024-11-09 |
朝日新聞
朝刊 評者: 藤田結子(東京大学准教授・社会学) |
2024-10-20 |
読売新聞
朝刊 評者: 清水唯一郎(慶應義塾大学教授・政治学者) |
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重版情報
2刷 | 出来予定日: 2024-11-14 |
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「読売新聞」「朝日新聞」と立て続けに書評が掲載され、衆院選直前からその後も多くの方に手に取っていただき、増刷出来となりました。 |
紹介
日本の選挙の科学的なデータ分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
目次
まえがき 荻上チキ
第1章 なぜ自民党は強いのか?――政治に不満をもつのに与党に投票する有権者 飯田 健
1 自民党の強さ
2 自民党の強さの原因
3 政治に不満をもつにもかかわらず自民党に投票する有権者
4 自民党が負けるシナリオ?
第2章 選挙制度は日本の政治にどう影響しているのか?――自民党一党優位の背景を説明する 菅原 琢
1 自民党の「強さ」の謎
2 もくろみが外れた衆院選挙制度改革
3 小選挙区比例代表並立制が促す終わらない政界再編
4 並立制の解は政党間の協力
5 自民党一党優位は絶対ではない
第3章 なぜ野党は勝てないのか?――感情温度や政党間イメージについて 秦 正樹
1 「野党はふがいない」と言われ続ける理由
2 世論の野党への認識:1――感情温度を用いた分析
3 世論の野党への認識:2――イデオロギーを用いた分析
4 世論の野党への認識:3――政権担当能力評価
5 野党の今後を考える
第4章 なぜ女性政治家は少ないのか?――政治とジェンダー、政治家のメディア表象について 田中東子
1 新聞はどのように女性政治家を報じてきたのか
2 ポピュラー文化と女性リーダーの表象
3 「すべての女性たち」が政治の場で活躍できる社会とは
第5章 政治家にとって対話とは何か?――杉並区長・岸本聡子インタビュー 岸本聡子(聞き手:永井玲衣/荻上チキ)
第6章 私たちはどうやって投票先を決めているのか?――日本の有権者についてわかっていること、データからわかること 大村華子
1 私たちの投票は何によって決まっているのか
2 日本の有権者の投票は何によって決まっているのか
3 データを使ったら、どんなことがわかるのか
第7章 私たちにとって選挙とは何か?――選挙をめぐる哲学対話 永井玲衣/荻上チキ
あとがき 荻上チキ
【お詫びと訂正】
本書に以下の誤りがありました。
20ページの図1と22ページの図3の西暦表記
【誤】20012年 20014年 20017年 20021年
【正】2012年 2014年 2017年 2021年
読者のみなさまにご迷惑をおかけしたことを、心からお詫びします。
飯田 健/青弓社編集部 2024年10月8日
版元から一言
「あなたにとって選挙とは?」
「政治参加の手段?」「民主主義の根幹?」、
それとも「行っても/行かなくても変わらないもの……?」
近年、国内外を問わず、選挙のあり方そのものが問われる事態が相次いで起こっている。こうした状況のなかで、選挙に関して「科学的に」わかっていることはなんなのか。またそれを知ることは、私たちの生活にどのように関係してくるのだろうか。
2009年以降、自民党の勝利が続く日本の国政選挙について、政治学やデータ分析の専門家たちはどのように見ているのか。国際的にみて女性の社会進出が遅れているといわれている日本の現状は? またそれを取り巻くメディアの状況は? そして、若い世代が感じている日本の選挙のリアルとは?
科学的な分析に加え、杉並区長へのインタビューやお互いの話を聴き合いながら思索を深める哲学対話から、選挙を、そして政治をより身近にたぐり寄せるためのさまざまなヒントをちりばめた、すべての世代に向けた選挙の新しい入門書。
上記内容は本書刊行時のものです。