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フェイクニュースの生態系 藤代 裕之(編著) - 青弓社
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9784787234971

フェイクニュースの生態系

社会一般
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発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ17mm
重さ 331g
288ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7872-3497-1   COPY
ISBN 13
9784787234971   COPY
ISBN 10h
4-7872-3497-8   COPY
ISBN 10
4787234978   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年9月7日
書店発売日
登録日
2021年8月11日
最終更新日
2021年11月17日
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書評掲載情報

2021-12-04 東京新聞/中日新聞  朝刊
評者: 武田徹(ジャーナリスト)
2021-11-27 日本経済新聞  朝刊
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重版情報

2刷 出来予定日: 2021-10-25
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ネット社会で特に関心を集めるフェイクニュース。デマを含む多くの情報が氾濫し、もはや何を信じていいのかがきわめて不安定な情報環境に私たちはいるといえます。ニュースの信用性が問われている今日の状況下で多くの方に手に取っていただき、刊行から1カ月ほどで2刷出来です。

紹介

フェイクニュースはどのように生まれ、広がるのか。選挙やコロナ禍のデマを事例に、ソーシャルメディア、ミドルメディア、マスメディアの相互作用によってフェイクニュースが生成・拡散するプロセスを実証的に分析し、汚染の連鎖を断ち切る道筋を指し示す。

目次

はじめに 藤代裕之

第1部 構造

第1章 フェイクニュースとは何か 耳塚佳代
 1 フェイクはニュースを装っている
 2 古くて新しい問題
 3 政治家による恣意的な利用
 4 国際的な情報区分の整理
 5 「新奇性仮説」が拡散の原動力
 6 複雑な定義が示す汚染の深刻度

第2章 フェイクニュースはどのように生まれ、広がるのか 藤代裕之/川島浩誉
 1 フェイクがニュースになる
 2 国内のニュース生態系の特徴
 3 ミドルメディアが生成する
 4 ミドルメディアが拡散する
 5 フェイクニュース・パイプラインの発見
 6 ポータルサイトの無責任

第3章 汚染されたニュース生態系 藤代裕之
 1 メディアが汚染を引き起こす
 2 コロナの「デマ」が明らかにした「ズレ」
 3 新聞が担うフェイクニュース・パイプライン
 4 人々の関心に対応できず
 5 政府の介入に加担するメディアの失策
 6 「ズレ」が示す記事制作手法の課題

第2部 対抗

第4章 フェイクニュースは検証できるのか 藤代裕之
 1 わずか二件のフェイクニュース
 2 記者から懐疑的な声
 3 変容するニュース生態系
 4 揺らぐ選挙報道の「原則」
 5 ネットメディアとフェイクニュースの共通項
 6 誰のための検証か

第5章 ファクトチェックが汚染を引き起こす 藤代裕之
 1 岐路に立つファクトチェック
 2 攻撃に使われるファクトチェック
 3 記事が「武器化」を誘発
 4 隠れていた排外・反メディア
 5 なぜ汚染を引き起こすのか
 6 効果的なファクトチェックのために

第3部 未来

第6章 フェイクニュースのなかを生きる若者 藤代裕之
 1 フェイクを見たのは一一%
 2 検索したら目に入る
 3 ネガティブな経験が生む懐疑的な態度
 4 能動的なスキルを受動的と表現する
 5 見た/見ていないでメディア接触に差
 6 「フェイクを信じる若者」は本当か
 7 汚染のなかで生きる知恵

第7章 汚染とメディアリテラシー 耳塚佳代
 1 幅広い世代の問題
 2 メディアリテラシーの課題
 3 距離を置くことの大切さ
 4 批判的思考の危険性
 5 ジャーナリストも見抜けない
 6 リテラシーは無効化されている

第8章 新たなニュース生態系の確立に向けて 藤代裕之
 1 複合要因による生態系の汚染
 2 汚染の連鎖を断ち切る
 3 正しさへの希求から抜け出す


巻末資料 The commitments of the code of principles 耳塚佳代/藤代裕之訳

版元から一言

アメリカ大統領選挙以降、フェイクニュースは国内外を問わず社会的な問題となっている。だが、国内の実態はほとんど明らかになっていない。日本国内のフェイクニュースはどのように生まれ、なぜ広がるのか。

2017年の衆議院議員総選挙、18年の沖縄県知事選挙の2つの選挙、20年の新型コロナウイルス感染症拡大時の「デマ」――各事例をもとに、ソーシャルメディアやまとめサイト、既存メディア、ポータルサイトの相互作用で、フェイクニュースが生成・拡散するプロセスを実証的に分析する。そして、フェイクニュースは、ソーシャルメディア時代において、ニュースが生成され、拡散するニュースの生態系そのものから生み出される構造問題であることを指摘する。また、フェイクニュースに対抗するために必要性が議論されているメディアリテラシーやファクトチェックについては、逆効果になりかねないと警鐘を鳴らす。

汚染の構造と複合的な要因を踏まえ、フェイクニュース生態系における汚染の連鎖を断ち切るために、プラットフォームを運営する企業、既存メディア、個人、それぞれの役割を確認する。そのうえで、多様なメディアと多様な考えの人々により構成され、相互作用が生み出す豊かなニュース生態系を実現する道筋を照らし出す。

著者プロフィール

藤代 裕之  (フジシロ ヒロユキ)  (編著

1973年、徳島県生まれ。法政大学社会学部教授。徳島新聞社、NTTレゾナントを経て現職。専攻はソーシャルメディア論。著書に『ネットメディア覇権戦争』(光文社)、『発信力の鍛え方』(PHP研究所)、編著書に『ソーシャルメディア論・改訂版』(青弓社)、共著に『アフターソーシャルメディア』(日経BP)など。

上記内容は本書刊行時のものです。