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自死遺族として生きる 若林 一美(著) - 青弓社
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直接取引: あり(その他)

自死遺族として生きる 悲しみの日々の証言

社会一般
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発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ17mm
重さ 244g
216ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-3482-7   COPY
ISBN 13
9784787234827   COPY
ISBN 10h
4-7872-3482-X   COPY
ISBN 10
478723482X   COPY
出版者記号
7872   COPY
 
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2021年3月19日
書店発売日
登録日
2020年12月16日
最終更新日
2021年3月22日
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紹介

「あなたの墓を掘り起こし、「なぜ死んでしまったの」と聞きたい衝動に駆られます」――。自死遺族になった親たちは、その日から終わりがない問いと悲しみの日々を生きている。社会の偏見のなかで、死別という不条理を抱えながら生を紡ぐ遺族たちの手記も所収。

目次

はじめに

死と悲しみについて
 1 死別の理論と実態の乖離
 2 Be there――ともにあること

第1部 「ちいさな風の会」の歩み

第1章 悲しみを持ち寄って――「ちいさな風の会」とその背景
 1 子どもを亡くした親の会
 2 時代状況と死への関心の広まり
 3 「ちいさな風の会」の誕生
 4 遺族の葛藤
 5 体験を言葉にすること

第2章 悲しみを言葉に乗せて――文集から
 1 「ちいさな風の会」文集への投稿
 2 自死した息子への思い
 3 父・母として
 4 父親の悲しみ

第2部 悲しみを通して見えること

第1章 その日から二十六年
 1 そのとき、その瞬間
 2 原因探し
 3 亡き人に向き合っていく時間

第2章 書くこと、宗教に救いを求めて
 1 突然の息子の死
 2 想像力が自らを苦しめる
 3 「祈り」によって得る安らぎ
 4 苦しみの証言
 5 思いを書くことの効用
 6 息子に向けた言葉の建碑

第3章 「やり残した仕事(unfinished business)」
 1 生きる糧を求めて
 2 二人の子どもの自死
 3 人との交わりのなかで

参考文献

おわりに

版元から一言

実行した人にとっては最善で唯一の選択だったとしても、その死によって終結するものはごくわずかで、実際には死から始まっていくことのほうがはるかに大きい。のこされた人は、深い悲しみと終わりがない問いの前に立たされる。自死は、その人と関わりがあった周辺の人たちの人生に多大な変化を生じさせていく。「死」は、始まりである。

愛する人を失った場合、その直後の苦しみは時間の経過によって変化していくのだろうか。本書は、胸底の奥深くにしまい込まれて表層に現れにくい、表現することがためらわれる深い悲しみとともに生きる人たちの軌跡を、その証言を中心にまとめる。

死別による悲しみは、個人の生き方を根底から覆してしまう体験だが、社会のなかにある偏見や差別を感じながらも、どのように「きょう」を生きて死別という不条理を抱えながら「生」を紡いでいるのか――。
いま/このとき、その悲しみとともに日々を送っている自死遺族の証言の記録である。

著者プロフィール

若林 一美  (ワカバヤシ カズミ)  (

1949年、東京都生まれ。元・立教女学院短期大学学長。デススタディーに早くから取り組み、子どもを亡くした親の「ちいさな風の会」世話人を務める。著書に『〈いのち〉のメッセージ――生きる場の教育学』(ナカニシヤ出版)、『自殺した子どもの親たち』(青弓社)、『「悲しみ」を超えて生きる』(講談社)、『穏やかに死ぬということ』(主婦の友社)、『死別の悲しみを超えて』(岩波書店)など。

上記内容は本書刊行時のものです。