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ネット右翼とは何か 樋口 直人(著) - 青弓社
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青弓社ライブラリー 97

ネット右翼とは何か

発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ15mm
200ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7872-3454-4
Cコード
C0336
一般 全集・双書 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年5月28日
書店発売日
登録日
2019年4月23日
最終更新日
2019年7月18日
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重版情報

2刷 出来予定日: 2019-07-05
2刷出来です! 8万人規模の世論調査やSNSの分析をとおして、従来のネット右翼像を刷新して実態に迫る内容で、多くの方に手に取っていただいています。

紹介

ネット右翼とは何か、誰がネット右翼的な活動家を支持しているのか――8万人規模の世論調査を精緻に分析し、「Facebook」の投稿やbotの仕組みなども実証的に調査することをとおして、従来の誤ったイメージを刷新し、手触り感があるネット右翼像を照らす。

目次

まえがき 樋口直人

第1章 ネット右翼とは誰か――ネット右翼の規定要因 永吉希久子
 1 ネット右翼とオンライン排外主義者は異なるのか
 2 どのような人がネット右翼になりやすいのか
 3 どの要因の効果が強いのか

第2章 ネット右翼活動家の「リアル」な支持基盤――誰がなぜ桜井誠に投票したのか 松谷 満
 1 ネット右翼活動家を支持しているのは誰か
 2 ネット右翼活動家を支持するのはなぜか
 3 ネット右翼活動家に対する投票の規定要因

第3章 ネット右翼の生活世界 樋口直人
 1 ネット右翼に関するイメージの欠乏――問題の所在
 2 ネット右翼が可視化するとき――「慰安婦」合意に対する右からの叱咤
 3 ネット右翼の活動と生活の接点
 4 ミリオタ、宗教、武道――ネット右翼のサブカルチャー的背景
 5 リアル空間とネット右翼
 6 ネット右翼の三つの世界――結語に代えて

第4章 ネット右翼と参加型文化――情報に対する態度とメディア・リテラシーの右旋回 倉橋耕平
 1 インターネット以前の右派メディアからインターネットへ
 2 「マスコミvsネット」と「メディア・リテラシーの右旋回」
 3 新たな敵対性の創出と言説空間の刷新

第5章 ネット右翼と政治――二〇一四年総選挙でのコンピューター仕掛けのプロパガンダ ファビアン・シェーファー/ステファン・エヴァート/フィリップ・ハインリッヒ
 1 ネット右翼と「アルゴリズムの潜在的公共圏」の出現
 2 二〇一四年総選挙――ソーシャルメディアと安倍の隠れたナショナリスト的アジェンダ
 3 サンプリングと方法――二〇一四年総選挙でのソーシャルbotの検出
 4 botによる隠れた右派キャンペーン

終 章 ネット右翼とフェミニズム 山口智美
 1 ネット右翼と政治、メディア
 2 歴史認識と日本軍「慰安婦」問題
 3 ジェンダーとネット右翼
 4 フェミニズムへのバックラッシュとネット空間
 5 「反日」という視座
 6 ネット右翼のアイコンとしての「杉田水脈」

版元から一言

愛国的・排外的な思考をもち、差別的な言説を流布させるネット右翼。その書き込みを目にするのは日常生活の一部になった。しかし、ネット右翼の実態はわかっておらず、断片的な情報やイメージに基づく議論も多い。

ネット右翼とは何か、誰がネット右翼的な活動家を支持しているのか――80,000人規模の世論調査、「Facebook」、botの仕組みなどを実証的に分析し、インターネット文化の変容と右翼的言説の関係もあぶり出す。

ネット右翼の実態を多角的に解明して、手触り感があるネット右翼像を浮かび上がらせる。

著者プロフィール

樋口 直人  (ヒグチ ナオト)  (

1969年、神奈川県生まれ。徳島大学総合科学部准教授。専攻は移民研究、社会運動論、政治社会学。著書に『日本型排外主義』(名古屋大学出版会)、共著に『顔の見えない定住化』(名古屋大学出版会)、『移民政策とは何か』(人文書院)など。

永吉 希久子  (ナガヨシ キクコ)  (

1982年、大阪府生まれ。東北大学大学院文学研究科准教授。専攻は社会意識論。著書に『行動科学の統計学』(共立出版)、共著に『外国人へのまなざしと政治意識』(勁草書房)、論文に「外国籍者への権利付与意識の規定構造」(「理論と方法」第29号)など。

松谷 満  (マツタニ ミツル)  (

1974年、福島県生まれ。中京大学現代社会学部准教授。専攻は政治社会学、社会意識論。共著に『外国人へのまなざしと政治意識』(勁草書房)、『社会意識からみた日本』(有斐閣)、論文に「「ポピュリズム」の支持構造」(「歴史評論」第751号)など。

倉橋 耕平  (クラハシ コウヘイ)  (

1982年、愛知県生まれ。立命館大学ほか非常勤講師。専攻は社会学、メディア文化論、ジェンダー論。著書に『歴史修正主義とサブカルチャー』(青弓社)、共編著に『ジェンダーとセクシュアリティ』(昭和堂)、共著に『歪む社会』(論創社)など。

ファビアン シェーファー  (ファビアン シェーファー)  (

1975年、ドイツ・ボン生まれ。エアランゲン=ニュルンベルク大学旧世界・アジア文化学部教授。専攻はメディア研究、思想史、日本学。著書にMedium als Vermittlung (Springer)、Public Opinion, Propaganda, Ideology (Brill) など。

山口 智美  (ヤマグチ トモミ)  (

1967年、東京都生まれ。モンタナ州立大学社会学・人類学部准教授。専攻は文化人類学、フェミニズム。共著に『海を渡る「慰安婦」問題』(岩波書店)、『社会運動の戸惑い』(勁草書房)など。

上記内容は本書刊行時のものです。