版元ドットコム

探せる、使える、本の情報

文芸 新書 社会一般 資格・試験 ビジネス スポーツ・健康 趣味・実用 ゲーム 芸能・タレント テレビ・映画化 芸術 哲学・宗教 歴史・地理 社会科学 教育 自然科学 医学 工業・工学 コンピュータ 語学・辞事典 学参 児童図書 ヤングアダルト 全集 文庫 コミック文庫 コミックス(欠番扱) コミックス(雑誌扱) コミックス(書籍) コミックス(廉価版) ムック 雑誌 増刊 別冊 ラノベ
趣味とジェンダー 神野 由紀(編著) - 青弓社
.

趣味とジェンダー 〈手づくり〉と〈自作〉の近代

発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm
370ページ
上製
定価 3,000円+税
ISBN
978-4-7872-3452-0
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年5月31日
発売予定日
登録日
2019年4月10日
最終更新日
2019年5月9日
このエントリーをはてなブックマークに追加

紹介

ハンドメイドは女性、プラモデルは男性――ものづくりの趣味は男性らしさ・女性らしさと強固に結び付き、趣味としてただ楽しんでいるつもりでも性別役割分業と密接な関係を築いてきた。

「ジュニアそれいゆ」(1954―60年)と「子供の科学」(1924年―)という2つの雑誌を読み込み、手芸・人形・インテリアなどの女性と結び付けられる〈手づくり〉と、工作・模型・ミリタリーなどの男性に割り当てられる〈自作〉をキーワードに、手づくり趣味の近・現代史を描き出す。

コミケやデザインフェスタの盛況、郊外に点在するホームセンター、「Instagram」にあふれるハンドメイド――現代の「あえて自分で作って楽しむ趣味」の源流をたどり、男性・女性に分かれ、双方が排他性をもってしまう手づくり趣味をめぐる文化の内実に迫る。


目次

序章 手作りとジェンダー 神野由紀

第1部 家庭生活に役立つ〈手づくり〉

第1章 「ジュニアそれいゆ」にみる少女の手芸 山崎明子
第2章 「少女の友」「ジュニアそれいゆ」における「少女」「ジュニア」の人形 今田絵里香
第3章 インテリア手芸と工作の時代 神野由紀
第4章 女子学生と手芸――「ジュニアそれいゆ」世代からの継承 中川麻子

第2部 〈自作〉する少年共同体

第5章 科学雑誌から生まれた工作趣味、鉄道趣味――戦前/戦中/戦後の「子供の科学」の内容分析から 辻 泉
第6章 工作記事は少年たちに何を語ってきたか――戦前・戦中の「発明」に見る実用主義の精神 塩谷昌之
第7章 動員される子供の科学――戦時下の工作と兵器 松井広志
第8章 「科学」と「軍事」の呪縛――一九五〇年代の航空雑誌での模型工作の営み 佐藤彰宣

第3部 〈手づくり〉と〈自作〉の境界を揺さぶる趣味の実践

第9章 日曜大工の社会史――男性の手づくり趣味と家庭主義 溝尻真也
第10章 DIYとしての自主放送――初期CATVの考古学 飯田 豊
第11章 「社会化」する自作庭園鉄道――桜谷軽便鉄道のいま 塩見 翔

あとがき 神野由紀

著者プロフィール

神野 由紀  (ジンノ ユキ)  (編著

関東学院大学人間共生学部教授。専攻は近代日本のデザイン史、文化史。著書に『百貨店で〈趣味〉を買う』(吉川弘文館)、『子どもをめぐるデザインと近代』(世界思想社)、『趣味の誕生』(勁草書房)など。

辻 泉  (ツジ イズミ)  (編著

中央大学文学部教授。専攻はメディア論、文化社会学。著書に『鉄道少年たちの時代』(勁草書房)、共編著に『メディア社会論』『ファッションで社会学する』(ともに有斐閣)、『デジタルメディアの社会学』(北樹出版)など。

飯田 豊  (イイダ ユタカ)  (編著

立命館大学産業社会学部准教授。専攻はメディア論、メディア技術史、文化社会学。著書に『テレビが見世物だったころ』(青弓社)、編著に『メディア技術史』、共編著に『現代文化への社会学』(ともに北樹出版)、『現代メディア・イベント論』(勁草書房)など。

上記内容は本書刊行時のものです。