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オカルト番組はなぜ消えたのか 高橋 直子(著) - 青弓社
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オカルト番組はなぜ消えたのか 超能力からスピリチュアルまでのメディア分析

発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ19mm
重さ 297g
264ページ
並製
定価 2,800円+税
ISBN
978-4-7872-3448-3
Cコード
C0036
一般 単行本 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年1月29日
書店発売日
登録日
2018年12月27日
最終更新日
2019年2月1日
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紹介

心霊手術、超能力、テレビ幽霊、宜保愛子や江原啓之の特番――1970年代から90年代にかけて「謎」や「ロマン」を打ち出してエンターテインメントとして隆盛を極め、2000年代に「感動」の物語に回収されて真偽が問われて、終焉へと至った歴史をたどる。

目次

はじめに

序 章 テレビと〈オカルト〉の邂逅――オカルト番組前史
 1 心霊術の流行
 2 週刊誌ブームと心霊ブーム
 3 オカルト番組を出現させたメディア空間

第1章 オカルト番組のはじまり――一九六八年の「心霊手術」放送
 1 「放送基準」の〈迷信〉と〈オカルト〉
 2 一九六八年十一月十四日放送『万国びっくりショー』
 3 なぜ、あたかも真実のごとく放送されたのか

第2章 オカルト番組の成立――一九七四年の超能力ブーム
 1 増える〈オカルト〉
 2 超能力ブームの顚末
 3 オカルト番組はなぜ成立したのか
 4 オカルト番組批判のパラドクス

第3章 オカルト番組の展開――一九七〇年代・八〇年代の比較分析
 1 一九七〇年代のオカルト番組
 2 成立後のオカルト番組
 3 一九八〇年代のオカルト番組

第4章 拡張する〈オカルト〉――第二次オカルトブーム
 1 〈オカルト〉と「精神世界」
 2 “テレビ幽霊”騒動のメディア言説
 3 一九九〇年代のオカルト番組

第5章 霊能者をめぐるメディア言説――一九九〇年代・二〇〇〇年代の比較分析
 1 宜保愛子をめぐるメディア言説
 2 江原啓之をめぐるメディア言説
 3 〈オカルト〉と〈スピリチュアル〉

終 章 オカルト番組の終焉
 1 テレビと〈オカルト〉と「宗教」
 2 オカルト番組が存在した事由
 3 オカルト番組の終焉、これからの課題

おわりに

版元から一言

1974年の超能力ブームに始まり、ユリ・ゲラー、ネッシーや雪男、80年代から90年代にかけてのノストラダムス、矢追純一のUFO、心霊写真、霊能力者・宜保愛子、そして2000年代のスピリチュアル・ブーム……。

1958年の「テレビ放送基準」以来、「迷信は肯定的に取り扱わない」と定めているにもかかわらず、なぜオカルト番組は熱狂的な支持とバッシングの渦のなか続いていたのか。

「謎」や「ロマン」を打ち出し、視聴者が半信半疑で楽しむエンターテインメントとしてオカルト番組が隆盛を極めたことを掘り起こす。そして、スピリチュアル番組へと移行して「感動」や「奇跡」の物語へと回収されることで、オカルトの内実(真偽)が問われ、終焉へと至った歴史的なプロセスを明らかにする。

著者プロフィール

高橋 直子  (タカハシ ナオコ)  (

1972年、秋田県生まれ。國學院大學大学院文学研究科博士課程後期修了。博士(宗教学)。國學院大學大学院特別研究員、テレビ番組制作リサーチャー。専攻は宗教学。共著に『神道はどこへいくか』(ぺりかん社)、『バラエティ化する宗教』(青弓社)、論文に「オウム真理教をめぐるメディア言説――一九八九年一〇月のワイドショー」(「國學院雑誌」第116巻第11号)など。

上記内容は本書刊行時のものです。