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スポーツまちづくりの教科書 松橋 崇史(編著) - 青弓社
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スポーツまちづくりの教科書 (スポーツマチヅクリノキョウカショ)

社会科学
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発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ15mm
重さ 321g
232ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-3446-9   COPY
ISBN 13
9784787234469   COPY
ISBN 10h
4-7872-3446-3   COPY
ISBN 10
4787234463   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2019年1月10日
書店発売日
登録日
2018年11月19日
最終更新日
2022年1月12日
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重版情報

3刷 出来予定日: 2022-01-26
2刷 出来予定日: 2019-05-10
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地域活性化のために有効なスポーツ誘致のあり方や、インフラ整備の方法とは何なのか? 日本全国の事例を紹介して、スポーツによるまちづくりの方法をレクチャーする「教科書」です。おかげさまで3刷出来。

紹介

スポーツによる地域活性化はどう進めればいいのか。能代市のバスケットボール、宇都宮市の自転車、北海道や福岡の野球――全国のスポーツまちづくりの事例を紹介して、ありがちな失敗を乗り越え、状況を改善する視点やポイントをレクチャーする。FAQも充実。

目次

はじめに 高岡敦史

第1章 スポーツまちづくりの枠組み 松橋崇史
 1 スポーツまちづくり
 2 スポーツまちづくりCUBEの3要素
 3 スポーツまちづくりCUBEの見方と使い方
 4 スポーツまちづくりの出発点
 5 移行の方法とパターン
 6 本書の構成

第2章 地元企業・団体のエネルギーを生かす! 松橋崇史/笹生心太
 1 老舗企業が主導するスポーツまちづくり――新潟県三条市の事例 松橋崇史
  1 「鍛冶の町」三条と水害
  2 阪神ファーム戦の誘致
  3 ネットワークの広がりと大学野球次世代育成リーグの開催
  4 広がる活動とその支援者
  5 スポーツまちづくりの事業性を担保する自治体の理解
  6 老舗企業が主導するスポーツまちづくり
 2 地元密着型ボウリング場の挑戦――宮城県気仙沼市の事例 笹生心太
  1 気仙沼さくらボウルの歴史
  2 固定客の確保と事業性の向上
  3 ボウリング以外の事業による新たなネットワーク作り
  4 気仙沼さくらボウルのスポーツまちづくりの特徴

第3章 地元で盛んなスポーツを生かす! 岩月基洋/関根正敏
 1 常勝によってつくられた「バスケの街」を支えるまちづくり――秋田県能代市の事例 岩月基洋
  1 能代市と「バスケ」――圧倒的な強さを誇った能代工業バスケ部の存在
  2 市民のネットワーク形成を促進するための推進計画
  3 推進組織×助成制度×拠点施設による事業性の確保
  4 バスケの街づくりの推進状況を可視化する――成果と課題にみるスポーツインフラとしての可能性
  5 バスケの街づくりの今後の展望
 2 国際大会から波及した「自転車のまち」――栃木県宇都宮市の事例 関根正敏
  1 国際大会という既存資源を生かす
  2 「自転車のまち」の推進主体としてのプロチーム
  3 「自転車のまち」の進展に向けて

第4章 トップチームのエネルギーを生かす! 束原文郎/松橋崇史
 1 スポーツ=モノづくりを起点としたまちづくり――下町ボブスレーネットワークプロジェクト(東京都大田区の事例) 束原文郎
  1 プロジェクトの概要と社会背景
  2 社会的ネットワークの形成・強化
  3 製作したボブスレーをスポーツインフラとして機能させる取り組み
  4 事業性の確保
  5 情報発信と波及効果
  6 まとめにかえて
 2 スタジアムを核としたプロ野球球団と地方自治体のパートナーシップ――北海道北広島市/福岡県筑後市の事例 松橋崇史
  1 プロ野球とスタジアムビジネス
  2 HAWKSベースボールパーク筑後――福岡ソフトバンクホークスと筑後市のパートナーシップ
  3 HAWKSベースボールパーク筑後建設の成果と課題
  4 北海道日本ハムファイターズの新球場建設と北海道北広島市とのパートナーシップ
  5 誘致活動と建設決定の影響
  6 プロチームの本拠地というスポーツインフラ
 コラム よそでおこなわれていないスポーツを振興していたら、まちづくりにつながった!――育つべくして育ったカーリング娘 束原文郎

第5章 外発的開発のエネルギーを生かす! 高岡敦史/松橋崇史
 1 補助金獲得を足がかりにした地元産のスポーツまちづくり――岡山県新庄村の事例 高岡敦史
  1 中山間地域の困難さ
  2 村外からの支援で進められてきた観光客誘致
  3 村内の社会的ネットワークを生かし育てるイベントに
  4 SHSTをスポーツインフラに!
  5 中山間地域のスポーツまちづくりが直面する事業性確保という課題
 2 「若者」による中山間地域を舞台にしたスポーツまちづくり――新潟県三条市下田地区の事例 松橋崇史
  1 三条市の地域活性化策と下田地区
  2 NPOソーシャルファームさんじょう
  3 下田地区のスポーツまちづくりとしての可能性

第6章 ネットワークであれもこれも生かす!――組織を超えるネットワークが支えるスポーツまちづくり 岡山県岡山市の事例 高岡敦史
 1 おかやまスポーツプロモーション研究会が立ち上がった背景
 2 おかやまスポーツプロモーション研究会の運営
 3 事業化を起動させるスピンオフ
 4 SPOC研究会がプラットフォームになりえた理由
 5 事業性の確保とハードインフラの調達という2つの課題の解決

第7章 スポーツまちづくりのFAQ――ノウハウ篇 松橋崇史/高岡敦史/笹生心太/束原文郎/岩月基洋/関根正敏
 1 これからスポーツまちづくりに本格的に取り組もうとする場合
 2 スポーツまちづくりを今後より発展させようとする場合

第8章 スポーツまちづくりの進め方――事例比較からのインプリケーション 松橋崇史
 1 スポーツインフラ
 2 社会的ネットワーク
 3 事業性

おわりに 高岡敦史

あとがき 松橋崇史/高岡敦史

版元から一言

人口減少や地方経済の疲弊が叫ばれるなか、2019年のラグビーワールドカップや20年の東京オリンピックなどが火付け役になり、スポーツによる地域活性化や経済振興が注目を集めて、各地で試行錯誤がおこなわれている。

しかし、スポーツでどう「まちづくり」をおこなうかは体系的に整備されておらず、混乱している地域住民や行政・NPOの担当者も多い。

(1)スポーツまちづくりの基盤となるイベント・アスリート・クラブ・施設などの育成・整備、(2)体制・ネットワークづくり、(3)継続可能な事業性という3点から全国のスポーツまちづくりの事例を整理して紹介する。成功している点や苦労している点を説明して、それぞれの現場でどのように応用し、状況を改善するか、あるいはありがちな失敗の乗り越え方をレクチャーする。詳細なFAQや文献・資料紹介も充実。

著者プロフィール

松橋 崇史  (マツハシ タカシ)  (編著

1982年生まれ。拓殖大学商学部准教授、慶應義塾大学大学院政策・メディア研究科特任准教授。専攻はスポーツマネジメント、スポーツ政策、ソーシャルイノベーション。共著に『スポーツのちから』(慶應義塾大学出版会)など。

高岡 敦史  (タカオカ アツシ)  (編著

1978年生まれ。岡山大学大学院教育学研究科講師。専攻はスポーツ経営学。共著に『健康・スポーツ科学のための調査研究法』(杏林書院)など。

上記内容は本書刊行時のものです。