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記憶の社会的枠組み モーリス・アルヴァックス(著) - 青弓社
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ソシオロジー選書 5

記憶の社会的枠組み
原書: LES CADRES SOCIAUX DE LA MÉMOIRE

発行:青弓社
A5判
縦216mm 横152mm 厚さ28mm
重さ 575g
416ページ
上製
定価 4,800円+税
ISBN
978-4-7872-3443-8
Cコード
C0336
一般 全集・双書 社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2018年11月27日
書店発売日
登録日
2018年10月2日
最終更新日
2018年12月11日
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紹介

社会の成員が過去を想起するとき、「記憶の社会的枠組み」がいかに機能するのか、集合的記億は社会にどう影響を及ぼすのか。社会集団にとって記憶が、人々を統合するばかりでなく、ときに分断もするという社会的な機能を析出する「記憶の社会学」の嚆矢。

目次

前言

第1章 夢とイメージ記憶

第2章 言語と記憶

第3章 過去の再構成

第4章 思い出の位置づけ

第5章 家族の集合的記憶

第6章 宗教の集合的記憶

第7章 社会階級とその伝統

結論

訳者あとがき――鈴木智之

人名索引

事項索引

版元から一言

エミール・デュルケムの集合意識論を批判的に継承し、フランス社会学派第2世代の中心を担ったアルヴァックス。近年、海外でも再評価が進むアルヴァックスが1925年に執筆した「記憶の社会学」の嚆矢が本書である。

社会のメンバーがみずからの過去を想起するとき、「記憶の社会的枠組み」がいかに機能するのか、過去の出来事の記憶を社会のメンバーはどう組織化し、「集合的記憶」を形成するのか、「集合的記億」は社会にどのような影響を及ぼすのか――。

アルヴァックスは本書でまず、個々人の夢や記憶などを論じるベルクソンやフロイトなどの哲学や心理学を緻密に検証する。そのうえで、「家族」「宗教」「社会階級」などを切り口に、社会集団にとって記憶が、人々を統合するばかりでなく、ときに分断もするというその社会的な機能を析出する。

記憶をどう継承するのか、歴史と社会の関係をどう考えていくのかが様々な局面で問われる今日にも、集合的記憶という視点から問題提起を差し向けるアクチュアルな古典的名著。

著者プロフィール

モーリス・アルヴァックス  (モーリス アルヴァックス)  (

1877年生まれ、1945年没。フランスの社会学者。デュルケム学派第2世代の中心的存在の一人として、社会階級論、記憶論、社会形態学、集合心理学など多岐にわたる領域で研究をおこなった。ストラスブール大学、ソルボンヌ大学、コレージュ・ド・フランスの教授を歴任するが、1944年、ナチスドイツに捕らえられ、45年にブーヘンヴァルト収容所で病死する。著書に『労働者階級と生活水準』『自殺の諸原因』『社会形態学』『聖地における福音書の伝説的地誌』など、邦訳書に『社会階級の心理学』(誠信書房)、『集合的記憶』(行路社)がある。

鈴木 智之  (スズキ トモユキ)  (

1962年、東京都生まれ。法政大学社会学部教授。専攻は理論社会学、文化社会学。著書に『村上春樹と物語の条件』『「心の闇」と動機の語彙』『顔の剥奪』(いずれも青弓社)、『眼の奥に突き立てられた言葉の銛』(晶文社)、共編著に『失われざる十年の記憶』(青弓社)、『ケアとサポートの社会学』、訳書にベルナール・ライール『複数的人間』、ジャック・デュボア『現実を語る小説家たち』、クレール・マラン『熱のない人間』(いずれも法政大学出版局)、アーサー・W・フランク『傷ついた物語の語り手』(ゆみる出版)、共訳書にジグムント・バウマン『個人化社会』(青弓社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。