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発表会文化論 宮入 恭平(編著) - 青弓社
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発表会文化論 (ハッピョウカイブンカロン) アマチュアの表現活動を問う (アマチュアノヒョウゲンカツドウヲトウ)

社会一般
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発行:青弓社
四六判
縦188mm 横128mm 厚さ14mm
重さ 220g
236ページ
並製
定価 1,600円+税
ISBN
978-4-7872-3383-7   COPY
ISBN 13
9784787233837   COPY
ISBN 10h
4-7872-3383-1   COPY
ISBN 10
4787233831   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0336  
0:一般 3:全集・双書 36:社会
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2015年2月
書店発売日
登録日
2015年1月23日
最終更新日
2022年10月13日
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重版情報

3刷 出来予定日: 2022-09-30
2刷 出来予定日: 2021-10-11
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子どものピアノ教室から大人の習い事まで、発表会と結び付いた活動は実に多岐にわたります。発表会そのものは万国共通で存在しますが、本書では特に、日本の発表会文化を支えた固有の構造に迫っています。わが国のアマチュア表現活動を支えた文化とは何なのか、ぜひご確認ください。

紹介

日本の発表会の起源を江戸から現在までたどり、習い事や合唱、ライブハウス、公募展、学校制度、教育行政、公共ホール、アメリカとの比較といった事例を検証して、アマチュアによる表現活動の多様性と魅力、それを支える仕組み、問題点を浮かび上がらせる。

目次

はじめに 宮入恭平

第1章 発表会の歴史 薗田碩哉/歌川光一
 1 「発表」することの起源――限界芸術論の視点から
 2 原型としての江戸遊芸――たしなみと趣味の日常化
 3 西欧化と遊芸の変容――発表会という新スタイル
 4 発表会を支える仕組み――制度・舞台・近代
 5 芸術・芸能の発表会とは何か

第2章 習い事産業と発表会 佐藤生実
 1 私的な発表会体験から
 2 子どもの習い事の実際
 3 大人の習い事ブーム
 4 発表会よ、どこへいく

第3章 社会教育・生涯学習行政と地域アマチュア芸術文化活動 歌川光一
 1 地域アマチュア芸術文化活動はどこでおこなわれているのか
 2 地域アマチュア芸術文化活動を管轄する行政とは?
 3 地域アマチュア芸術文化活動と行政の実際
 4 地域アマチュア芸術文化活動は社会教育・生涯学習行政の宿痾か?

第4章 学校教育と発表会 宮入恭平
 1 部活動の夏合宿
 2 軽音楽部と『けいおん!』ブーム
 3 健全な部活動としてのロック
 4 物語を必要とする部活動
 5 競争と共同のあいだで
 6 発表会を内面化させる装置

第5章 発表会が照らす公共ホールの役割 氏原茂将
 1 公共ホールとはなにか
 2 「芸術創造の場」という理念
 3 貸館という実態
 4 市民文化の創造拠点――もう一つの理念を考える
 5 公共ホールを使いこなすために
 6 「市民のための空間」に向けて

第6章 合唱に親しむ人々 薗田碩哉
 1 発表会としての「合唱祭」
 2 合唱祭の風景を眺める
 3 「合唱」をめざす人々
 4 西洋音楽の移入と和声へのとまどい
 5 合唱の特権性と発表会の必然性
 6 「歌うコミュニティー」は可能か

第7章 誰のための公募展 光岡寿郎
 1 公募展と公募展像の距離
 2 形式化する公募展批判
 3 「私」のための公募展
 4 公募展批判の裏に隠されてきたこと

第8章 発表会化するライブハウス 宮入恭平
 1 ライブハウスを取り巻く文化
 2 ノルマ制度が助長する発表会化
 3 出演者と観客の関係
 4 文化と産業のはざまで
 5 ライブハウスに求められるもの
 6 発表会との距離をとらえ直すために

第9章 アメリカの発表会 早稲田みな子
 1 南カリフォルニアとハワイの「日本」
 2 家元制度と発表会
 3 アメリカの発表会システム
 4 発表会を通じた新しい現象
 5 ローカル化される日本の発表会

おわりに 宮入恭平

著者プロフィール

宮入 恭平  (ミヤイリ キョウヘイ)  (編著

1968年、長野県生まれ。法政大学大学院兼任講師、国立音楽大学ほか非常勤講師、ミュージシャン。専攻は社会学、ポピュラー文化研究、カルチュラル・スタディーズ。著書に『ライブハウス文化論』、共編著に『「文化系」学生のレポート・卒論術』、共著に『ライブシーンよ、どこへいく』(いずれも青弓社)、翻訳書にスージー・J・タネンバウム『地下鉄のミュージシャン』(朝日新聞出版)など。

上記内容は本書刊行時のものです。