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オカルトの惑星 吉田 司雄(編著) - 青弓社
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オカルトの惑星 (オカルトノワクセイ) 1980年代、もう一つの世界地図 (センキュウヒャクハチジュウネンダイモウヒトツノセカイチズ)

社会一般
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発行:青弓社
4-6
268ページ
並製
定価 2,000円+税
ISBN
978-4-7872-3297-7   COPY
ISBN 13
9784787232977   COPY
ISBN 10h
4-7872-3297-5   COPY
ISBN 10
4787232975   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0036  
0:一般 0:単行本 36:社会
出版社在庫情報
品切れ・重版未定
初版年月日
2009年2月
書店発売日
登録日
2010年2月18日
最終更新日
2017年10月16日
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紹介

UFO、宇宙人、秘境、ニューエイジ、超古代史論争、土偶=宇宙人説……。1980年代、高度成長を背景にオカルトはテレビや雑誌などに取り上げられ、人々の心を引き付けていた。それらブームを取り上げて怪異現象の魅力を解説し、80年代の日本の熱狂に迫る。

目次

はじめに 吉田司雄

第1部 オカルトの水脈――一九六〇年代から八〇年代へ

第1章 美しい地球の〈秘境〉――〈オカルト〉の揺籃としての一九六〇年代〈秘境〉ブーム 飯倉義之
 1 一九六〇年代の〈秘境〉と「学術調査」
 2 大衆娯楽としての「海外学術調査」
 3 〈秘境〉をつくった男たち
 4 “書斎の探検家”の〈秘境〉の歩き方
 5 〈秘境〉はあなたの心の中に――オカルトから精神世界へ

第2章 オカルト・ジャパンの分水嶺――純粋学問としての人類学からの決別 金子 毅
 1 オカルトの揺籃としての人類学
 2 共振するオカルトと探検
 3 蜜月状態とその解消

第3章 邪馬台国と超古代史 原田 実
 1 新たなる志向
 2 「帝国」の逆襲
 3 時代の帰還
 4 見えざる脅威
 5 苦労な攻撃、地図の復習

第2部 地球の午後――一九八〇年代オカルトの地平

第4章 デニケン・ブームと遮光器土偶=宇宙人説 橋本順光
 1 古代宇宙飛行士飛来説=宇宙考古学の系譜
 2 遮光器土偶=宇宙人説
 3 ポピュラー・カルチャーのなかの「宇宙考古学」

第5章 シャンバラへの旅――八〇年代日本の危うい夢 宮坂 清
 1 アガルタの首都シャンバラ
 2 多彩な表象
 3 チベットに回帰するシャンバラ
 4 精神世界の救世主へ
 5 チベット人ディアスポラとカーラチャクラ

第6章 台湾のオカルト事情 伊藤龍平
 1 『小叮●(口偏に當)』と『●●(口偏に多+口偏に拉)A夢』
 2 日本文化がオカルトであった時代
 3 トンデモ本的思考

第7章 バブルとUFO 谷口 基
 1 「SF元年」と八〇年代日本の「UFO熱」
 2 救世主(ルビ:メシア)としての宇宙人像――『大予言』とともに
 3 良き隣人としての宇宙人――〈癒し系〉の先蹤
 4 UFOアブダクションと性的妄想
 5 恋人としての宇宙人――〈宇宙エロティシズム〉、その後の展開

第3部 日常化するオカルト――一九八〇年代から九〇年代へ

第8章 児童虐待とオカルト――一九八〇年代女性週刊誌における猟奇的虐待報道について 佐藤雅浩
 1 「児童虐待」報道の戦後史――一九八〇年代後半の記事数の増大
 2 一九八〇年代後半の猟奇的な海外の虐待報道
 3 隠された児童虐待の系譜――悪魔儀礼虐待と悪魔カルト
 4 日本での児童虐待問題の変容
 5 一九八〇年代後半の女性週刊誌というメディア空間――児童虐待報道とオカルト記事の交錯

第9章 かくも永き神の不在に、セカイを語るということ 小林 敦
 1 不可触なる中枢
 2 ある王の死と偽王の死と
 3 《物語》進化論
 4 世界の終りのアンダーグラウンド
 5 《物語》は続く

第10章 カリフォルニアから吹く風――オカルトから「精神世界」へ 一柳廣孝
 1 オカルトブームと「科学」の揺らぎ
 2 ニューサイエンスという「思想」
 3 八〇年代の新宗教と日本の雑誌メディア
 4 カリフォルニアから風が吹く

ネス湖への旅は終わらない――あとがきにかえて 吉田司雄

著者プロフィール

吉田 司雄  (ヨシダ モリオ)  (編著

1957年、東京都生まれ。工学院大学教員。専攻は日本近代文学、文化研究。編著に『探偵小説と日本近代』、共編著に『幻想文学、近代の魔界へ』『映画の恐怖』(いずれも青弓社)、『ディスクールの帝国』(新曜社)、『文化のなかのテクスト』(双文社出版)など。

上記内容は本書刊行時のものです。