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博物館の政治学
四六判
208ページ
並製
定価
1,600円+税
- 出版社在庫情報
- 品切れ・重版未定
- 初版年月日
- 2001年8月
- 書店発売日
- 2001年8月1日
- 登録日
- 2010年2月18日
- 最終更新日
- 2011年7月4日
紹介
1940年代に、皇国史観とナショナリズム、大東亜共栄圏を体現するものとして計画された国史館と大東亜博物館を中心に、権力のモニュメントとしての博物館の本質的な性格を〈科学〉と〈精神〉という対立軸をもとに解明し、社会との関係性のなかで検証する。
目次
序章 博物館の「政治性」をめぐって第1章 博物館と政治世界 1 変容する政策課題 2 「博物館政策」の登場 3 皇室儀礼と博物館振興 4 「国体明徴」運動と博物館第2章 ナショナリズムの祭典のなかで──幻の「国史館」計画 1 紀元二千六百年と博物館 2 「紀元二千六百年祝典計画」 3 幻の「国史館」第3章 〈精神性〉から〈科学性〉へ──科学政策・教育政策の展開と博物館 1 科学政策の展開と博物館 2 「科学の社会教育施設」論と「生活の科学化」運動 3 教育政策のなかの博物館第4章 植民地主義と博物館──イデオロギーとしての「大東亜博物館」 1 「大東亜共栄圏」建設と植民地博物館 2 幻の「大東亜博物館」をめぐって終章 そして戦後へ参考文献あとがき
関連リンク
上記内容は本書刊行時のものです。