書店員向け情報 HELP
出版者情報
書店注文情報
在庫ステータス
取引情報
まんじゅう屋列伝
- 出版社在庫情報
- 在庫あり
- 初版年月日
- 2018年2月
- 書店発売日
- 2018年2月15日
- 登録日
- 2017年11月28日
- 最終更新日
- 2020年6月15日
紹介
たかがまんじゅう、されどまんじゅう! 甘くないまんじゅうに心血を注ぐ和歌山・儀平の二代目儀助。材料も手間も惜しまない郡上八幡の両月堂・村瀬孝治。楽庵老木や・小木曽進は得意の工夫を重ねて新製品を作る。満足を提供するために研鑽を積む職人魂を描く。
目次
まえがき
海の底からまんじゅう屋 田嶋虎吉と田嶋儀助
1 海底七十メートルのドラマ
2 「あもないまんじゅっは、あってもええんちゃうこ!」
3 攻める三代目堀本京子が北鎌倉へ
4 日本一へのスタート
鮎と踊りと頑固おやじ 村瀬孝治
1 材料惜しまず、手間惜しまず
2 菓子職人修業
3 失敗名人
4 両月堂の未来
和菓子のマイスター 小木曽進
1 一九四四年(昭和十九年)十二月十三日名古屋空襲
2 東京が小木曽を変えた
3 大波乱
4 誰が継ぐか
版元から一言
「甘くないまんじゅうでいいじゃないか!」と甘くない「うすかわ饅頭」で人気の和歌山・儀平の二代目の儀助は、四六時中おいしいまんじゅう作りに心血を注いだ。三代目は、鎌倉市に店舗を出して、儀平の味を関東に広めている。
岐阜県郡上八幡の両月堂の看板商品は「よもぎ求肥」や焼き菓子「郡上そだち」。「材料惜しまず、手間惜しまず」がモットーの頑固職人・村瀬孝治は、一子相伝のあんこ作りを親父から習い、材料は決して惜しまずに、納得しない味だと捨ててしまうほど。
子どもの頃から理工系が得意だった楽庵老木や・小木曽進は、紆余曲折の末に父親からまんじゅう屋の跡継ぎを命じられ、勉強好きを生かして研究と実験を積み重ね、玉子煎餅上下2枚の間にこしあん入りの求肥餅をはさんだ銘菓を作り上げた。
まんじゅう作りに全精力を傾ける職人から、客に満足を買ってもらう歓びが浮かび上がる。写真多数。
上記内容は本書刊行時のものです。