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図書館の新型コロナ対策ガイド 吉井 潤(著) - 青弓社
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図書館の新型コロナ対策ガイド (トショカンノシンガタコロナタイサクガイド)

社会一般
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発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ13mm
重さ 259g
160ページ
並製
価格 1,800円+税
ISBN
978-4-7872-0075-4   COPY
ISBN 13
9784787200754   COPY
ISBN 10h
4-7872-0075-5   COPY
ISBN 10
4787200755   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0000  
0:一般 0:単行本 00:総記
出版社在庫情報
在庫あり
初版年月日
2020年10月26日
書店発売日
登録日
2020年8月27日
最終更新日
2021年4月2日
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紹介

子どもから高齢者までが利用する図書館は、感染予防のためにどのような対策をとればいいのか。新型コロナウイルス感染症とは何かについての医学的な知見を整理し、図書館を中心にした公共施設の安全な利用を確保するための具体的な施策を提示する。図表多数。

目次

はじめに

第1章 ウイルスの謎を知ろう
 1.1 そもそもウイルスって何?
  1.1.1 人間とウイルスの略史
  1.1.2 人に病気を起こさないウイルスがある
  1.1.3 ウイルスと細菌の違い
  1.1.4 ウイルスは生物なのか
  1.1.5 ウイルスの種類
 1.2 どうしてインフルエンザは毎年流行するのか
 1.3 ほかに気をつけたほうがいいウイルス

第2章 新型コロナウイルス感染症とは何か
 2.1 前提知識
  2.1.1 コロナウイルスとは
  2.1.2 そもそも風邪はウイルスが原因
  2.1.3 肺炎は要注意
 2.2 新型コロナウイルス感染症の概要
  2.2.1 ウイルス名と病名は違う
  2.2.2 嗅覚・味覚異常に注目
  2.2.3 80%は軽症のまま治癒
  2.2.4 潜伏期間
  2.2.5 実効再生産数
  2.2.6 感染経路
  2.2.7 物の表面には何日生存しているのか
 2.3 これまで判明している症状
  2.3.1 海外のデータ
  2.3.2 日本のデータ
 2.4 重症化のリスク要因
 2.5 日本人に死亡者数が少ない理由
 2.6 完治までは長いこともある
 2.7 むやみやたらに検査しないほうがいい
 2.8 治療方法
  2.8.1 治療薬
  2.8.2 ベッド上安静の日数と集中治療後症候群を頭の片隅に
  2.8.3 ECMO装着数に注目しよう
 2.9 濃厚接触者の定義
 2.10 基本は手指衛生と3密を避けて換気すること
  2.10.1 考え方
  2.10.2 手洗いとアルコール消毒
  2.10.3 うがいは水道水で十分
  2.10.4 3密を避ける
  2.10.5 マスクを正しく装着する
  2.10.6 換気

第3章 図書館での具体的な対策
 3.1 最善を尽くしながら最悪の状態に備える
  3.1.1 感染者は出るものとして考える
  3.1.2 全滅しないための職員シフトを作成する
  3.1.3 職員名簿を作成する
  3.1.4 感染が疑われる場合の対応フローチャートを作成する
  3.1.5 勤務以外の職員行動指針を作る
  3.1.6 保健所対応に必要な書類をすぐ出せるようにまとめる
 3.2 図書館勤務の一日の流れ
  3.2.1 想定
  3.2.2 出勤前と帰宅後の健康管理チェックの実施
  3.2.3 職場到着後の検温実施
  3.2.4 更衣室での会話は注意する
  3.2.5 事務室の簡易な清掃実施
  3.2.6 基本は1業務1手指アルコール消毒の実施
  3.2.7 パソコン使用前後の手指アルコール消毒の実施
  3.2.8 朝礼は手短におこなう
  3.2.9 抜き打ちで互いに簡単なチェックを実施
  3.2.10 感染防護具チェック
  3.2.11 カウンター業務
  3.2.12 配架・書架整理などのフロア業務
  3.2.13 事務室などでの業務
  3.2.14 食事などの休憩時間
  3.2.15 交換便
  3.2.16 「おれ、コロナ」はすぐに警察を呼ぶ
 3.3 職員に感染者が出た場合
  3.3.1 保健所との対応
  3.3.2 消毒の方法
  3.3.3 個人情報保護や人権への配慮がある広報
  3.3.4 職員のケア
 3.4 館内各種の対策
  3.4.1 想定
  3.4.2 出入り口(AとB)
  3.4.3 総合カウンター(C)
  3.4.4 コピー機(D)
  3.4.5 記帳台(E)
  3.4.6 インターネット・AV視聴コーナー(F)
  3.4.7 トイレ(G)
  3.4.8 検索コーナー・自動貸出機(H)
  3.4.9 閲覧席(I)
  3.4.10 閲覧席(J)
  3.4.11 メディアワークルーム(K)
  3.4.12 館内の換気(L)
  3.4.13 ゴミ箱
 3.5 サービスの検討
  3.5.1 館内の利用者数と滞在時間
  3.5.2 資料提供サービス
  3.5.3 情報サービス
  3.5.4 対象別サービス
  3.5.5 留守番電話の設定
 3.6 行事など
  3.6.1 基本事項
  3.6.2 会場設営
  3.6.3 参加者へのお願い
  3.6.4 講師などへの依頼
 3.7 物品管理

第4章 臨時休館時・館内利用制限時の対応
 4.1 サービス提供ステップの確立
 4.2 提供できるサービス
 4.3 バックヤード業務

第5章 トイレ環境からみた新型コロナウイルス感染症対応
 5.1 トイレ環境に注目した背景と先行研究
 5.2 医師による見解とトイレの総合メンテナンス会社の既往データ
 5.3 公立図書館でのトイレ環境の現状
 5.4 今後の具体的な対応策と課題
  5.4.1 便器
  5.4.2 洗面所
  5.4.3 交付金などの活用
  5.4.4 今後の課題

第6章 電子図書館(電子書籍貸出サービス)の可能性
 6.1 公立図書館の電子図書館(電子書籍貸出サービス)の概略
 6.2 システム概要
 6.3 コンテンツの傾向
  6.3.1 分類別内訳
  6.3.2 貸出回数
 6.4 導入図書館の傾向
  6.4.1 電子図書館サービスLibrariE & TRC-DLの利用状況
  6.4.2 アンケート結果
 6.5 考察と今後の課題

おわりに

版元から一言

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染者は減少するどころか、「第2波」とまで指摘されて、連日、テレビでは感染者数やクラスター発生場所を報じている。しかし、ウイルスについて基本的なことを取り上げている機会は少ない。

多くの利用者が集まる公共施設、そのなかでも子どもから高齢者までが利用する図書館は、感染予防のためにどのような対策をとればいいのか。

まず、前提になるウイルスについて把握したあと、新型コロナウイルス感染症とは現在の時点ではどのようなものかを整理する。そのうえで、図書館の具体的な対策を提案する。

さらに、誰もが使用するトイレ環境について、現状分析を踏まえて対応策を示す。最後に、最近は新聞でも報じられるようになった電子図書館(電子書籍貸出サービス)の可能性についても論じる。

著者プロフィール

吉井 潤  (ヨシイ ジュン)  (

1983年、東京都生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科図書館・情報学専攻情報資源管理分野修士課程修了。図書館総合研究所主任研究員、都留文科大学非常勤講師。地域資料デジタル化研究会監事、三田図書館・情報学会会員、日本図書館協会会員。著書に『29歳で図書館長になって』『仕事に役立つ専門紙・業界紙』(ともに青弓社)、『知って得する図書館の楽しみかた』(勉誠出版)、共著に『絵本で世界を学ぼう!』『つくってあそぼう!――本といっしょに、つくってかがくであそぼう』『図書館の活動と経営』(いずれも青弓社)など。

上記内容は本書刊行時のものです。