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学習指導と学校図書館 大串 夏身(監修) - 青弓社
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学習指導と学校図書館 (ガクシュウシドウトガッコウトショカン)

教育
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発行:青弓社
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ16mm
重さ 285g
176ページ
並製
定価 1,800円+税
ISBN
978-4-7872-0057-0   COPY
ISBN 13
9784787200570   COPY
ISBN 10h
4-7872-0057-7   COPY
ISBN 10
4787200577   COPY
出版者記号
7872   COPY
Cコード
C0300  
0:一般 3:全集・双書 00:総記
出版社在庫情報
重版中
初版年月日
2020年3月13日
書店発売日
登録日
2020年2月4日
最終更新日
2024年3月19日
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紹介

学校教育で学習指導と授業改善を実行し、多くの実践を積み重ねてきた教員と教員経験者らが自らの体験と研究をもとに、学習指導に必要な情報を活用するための試みと成果、さらに授業スタイルを変化させながら学校図書館を活用する授業展開の実例を提示する。

目次

はじめに 大平睦美

第1章 変化する社会での教育活動の発展と学校図書館 大平睦美
 1 学校教育と学校図書館
  1-1 教科書と学習指導要領
  1-2 授業で活用できる学校図書館へ
  1-3 21世紀に生きる子どもたちに求められる力
  1-4 学習指導と学校図書館
  1-5 課題と展望

第2章 教科学習と学校図書館 田上恭史
 1 学習指導要領と学校図書館総則の変遷
  1-1 1958年改訂
  1-2 1968年改訂
  1-3 1977年改訂
  1-4 1989年改訂
  1-5 1998・99年改訂
  1-6 2008・09年改訂
  1-7 2018年改訂
 2 学校図書館を計画的に利用しその機能の活用を図る
  2-1 学校図書館全体計画などの図書館運営計画
  2-2 全体計画と司書教諭の役割
 3 学校図書館での教科指導
  3-1 学校図書館の計画的な利用
  3-2 児童・生徒の読書実態
  3-3 教科指導で学校図書館を活用
  3-4 学校図書館活用のスタート
 4 中学校の授業実践から
 5 新たな教育課題・教科学習と学校図書館

第3章 京都市が進める学校図書館改革――教育行政の視点から 戸塚恵美子
 1 時代
 2 学校図書館に吹きだした新たな風
  2-1 蔵書管理の電算化
  2-2 居心地がよく機能的な学校図書館への大改造
  2-3 司書教諭の法制化
 3 大きな転換期――学校司書の配置
  3-1 学校図書館運営支援員(現学校司書)の配置
  3-2 学校司書を担当する教育委員会の体制
  3-3 学校指導課学校図書館専門主事による学校訪問
  3-4 学校司書をめぐる成果と課題
 4 学校図書館の深化
  4-1 研究の推進
  4-2 「読書ノート」「学校図書館活用ノート」「学校図書館運営の手引」の作成
 5 図書館教育(読書推進・授業活用)に関わる教育委員会の組織と役割
  5-1 指導部学校指導課
  5-2 総務部学校事務支援室
  5-3 総合教育センター指導室
  5-4 総合教育センター研究課
  5-5 指導部総合育成支援課
  5-6 生涯学習部家庭地域教育担当
 6 近年の京都市立小・中学校・義務教育の現況

第4章 教科指導と学校図書館活用 槇川 亨
 1 学びを支える学校図書館
  1-1 学校教育で身につけさせる学力の3要素
  1-2 教育課程と学習指導要領
  1-3 言語活動の充実
  1-4 言語活動の充実が求められた背景
  1-5 学習指導要領における言語活動の充実
  1-6 言語活動の充実のために必要な学習の技能
  1-7 学習の技能を体系的に指導する
  1-8 言語活動を支える学校図書館活用教育
  1-9 「主体的・対話的で深い学び」と言語活動
  1-10 学校図書館で展開する探究的な学習
 2 学校図書館を活用した授業をイメージする
  2-1 ワークショップの概要
  2-2 ワークショップの準備
  2-3 ワークショップの流れ
  2-4 「立体リーフレット」を通して目指す学習指導とつけたい力

第5章 学校図書館と合理的配慮 野口武悟
 1 特別な支援を必要とする児童・生徒の増加
  1-1 障害がある児童・生徒
  1-2 日本語能力に応じた支援を必要とする児童・生徒
 2 ノーマライゼーションの潮流
  2-1 ノーマライゼーションとインクルーシブ教育
  2-2 障害者差別解消法の施行と合理的配慮の義務化
 3 学校図書館の基礎的環境整備
  3-1 担当職員の意識と理解の向上
  3-2 施設・設備の改善(バリアフリー化)
  3-3 読書補助具・機器の導入
  3-4 アクセシブルな資料の収集と提供
 4 学校図書館での合理的配慮
  4-1 担当職員による個別のさまざまな支援
  4-2 ルールの変更や調整
  4-3 対面朗読の実施
  4-4 アクセシブルな資料の製作
 5 基礎的環境整備と合理的配慮を「当たり前」に

第6章 学校教育課程と学校図書館 田上恭史
 1 学校図書館とは
  1-1 法令での規定と学校図書館の役割
  1-2 新学習指導要領と学校図書館
 2 学校図書館に必要なメディア
  2-1 メディアとは何か
  2-2 現在のメディア状況
  2-3 メディアの利用目的
  2-4 メディアの特徴
  2-5 学校図書館に必要なメディア
  2-6 学校図書館にあるさまざまなメディア
 3 学校図書館の現状
  3-1 図書標準
  3-2 学校図書館の現状
  3-3 適切な廃棄と更新
  3-4 これからのメディア

第7章 学びを支える司書教諭の役割 正岡喜美
 1 司書教諭の現状
  1-1 島根県の体制
  1-2 司書教諭の3つのパターン
 2 読書指導での支援
  2-1 読書指導に対する担任の意識
  2-2 学習のねらいを意識したブックトーク
  2-3 先生と本をつなぐ読書活動
  2-4 行事や授業と関連した図書館づくり
 3 調べ学習(情報活用スキル指導)での支援
  3-1 調べ学習の取り組み
  3-2 学習内容に合った資料収集
  3-3 さまざまな資料の収集
  3-4 情報活用スキル指導はなぜ必要か
  3-5 教科の枠を超えた単元構成
 4 コーディネーターとしての司書教諭
  4-1 図書館活用教育の4つの重点的な取り組み
  4-2 教員向け研修会の開催
  4-3 計画的・系統的な授業の取り組みのために
  4-4 コーディネーターとして

第8章 教師を支援する――学校図書館活用教育とICT活用教育 石橋邦彦
 1 学校図書館は宝石箱
  1-1 ぬくもり
  1-2 学校図書館パワーアップ事業
  1-3 邑智小学校の宝石箱
 2 手をつなぐ学校図書館とICT
  2-1 恵まれたICT環境
  2-2 邑智小学校のICT
 3 学校図書館が輝くために
  3-1 仕掛け
  3-2 仕組み
  3-3 担当者の思い

第9章 学校図書館メディアの管理――学校司書の役割 長田由美
 1 学校図書館メディアとは
  1-1 児童・生徒の学習活動の支援
  1-2 児童・生徒の読書活動の促進
  1-3 児童・生徒の情報活用能力の育成
  1-4 教師の調査研究活動の支援
 2 学校図書館メディアの種類と特性
  2-1 印刷メディア
  2-2 視聴覚メディア
  2-3 電子メディア
  2-4 実物メディア
 3 メディア構築の前に
  3-1 地域や学校の特色の把握
  3-2 学校図書館活用の現状の把握
  3-3 公共図書館との連携状況の把握
  3-4 学校図書館の現状の把握
 4 学校図書館メディアの構築
  4-1 選択と収集
  4-2 メディア選択の注意点
  4-3 配列と整理
  4-4 維持と管理
  4-5 除架と除籍
 5 学校図書館メディアの組織化
  5-1 目録
  5-2 受け入れ、図書原簿の管理
  5-3 装備
  5-4 配列(配架)、書架レイアウト、サイン計画

第10章 ICTを活用した授業 中川光治
 1 メディアの変遷――アナログからデジタルへ
 2 学校とICTの活用
 3 デジタル教科書
 4 K市での実証実験
 5 デジタル化と学校図書館

版元から一言

学校図書館への期待はますます高まっている。学習指導要領が改訂・実施されて、学校司書を学校図書館に配置するために学校図書館法も改正された。

多様化するメディア環境で、学校図書館に求められる役割とは何か──。国際化・情報化を視野に入れた情報サービスと学習支援の機関である学校図書館の役割に焦点を当てて、学校図書館を授業でどのように活用していけばいいのかを具体的に提示する。

実際の授業ライブの要素も織り込んで、読者にとってわかりやすく、また楽しく読めて学べるように工夫をこらしてある。重要な用語には解説をつけ、関係図や構成図など視覚的にも充実させたテキスト。

著者プロフィール

大串 夏身  (オオグシ ナツミ)  (監修

1948年、東京都生まれ。昭和女子大学名誉教授。日本図書館情報学会、日本学校図書館学会などの会員。著書に『図書館のこれまでとこれから』『調べるって楽しい!』『これからの図書館・増補版』(いずれも青弓社)、共著に『図書館概論』(学文社)など多数。

大平 睦美  (オオヒラ ムツミ)  (編著

1965年、大阪府生まれ。京都産業大学文化学部国際文化学科教授。著書に『学校図書館をデザインする』(全国学校図書館協議会)、共著に『21世紀を生きる学習者のための活動基準』(全国学校図書館協議会)、『学校図書館への研究アプローチ』(勉誠出版)、Global Action on School Library Education and Training(De Gruyter Saur)など。

上記内容は本書刊行時のものです。