書店員向け情報 HELP
つらい仕事が天職に変わる!私と1万人の人生を変えたワクワク系マーケティング
- 初版年月日
- 2020年3月2日
- 書店発売日
- 2020年3月4日
- 登録日
- 2020年1月22日
- 最終更新日
- 2020年4月2日
紹介
「客席と営業時間を減らしても、ファン客5000人を得て業績は右肩上がりの飲食店」「A4片面の自己紹介文を渡しただけで、二度目の商談で1000万円を受注する営業マン」「トイレットペーパーの端を三角に折り続けたら、店の業績が全店中トップに飛躍したカーディーラー」など、驚くような“奇跡”を当たり前に続々と起こす日本最大級のビジネス勉強会「ワクワク系マーケティング実践会」。その開発・提唱者の小阪裕司が唯一認める愛弟子であり、自らも「つらい仕事が天職に変わった!」経験を持つ著者によるワクワク系マーケティングの公式入門書。
《目次》
【はじめに】あるレストランオ-ナ-から届いた手紙
【第1章】仕事と人生が輝き出す普通の人たち
相手が人であれば誰でもできる
たとえ商社の一営業担当であっても……
たとえ野菜加工メーカーであっても……
ささやかなことから始められる
一冊の本との出会いが人生を変えた
たかがPOP、されどPOP
いちばんに飛び込んできたお客さんは仮設住宅から
【第2章】仕事と人生が輝く「ワクワク系マ-ケティング」とは
彼ら全員が実践する「ワクワク系マ-ケティング」
すべては「人にフォ-カス」から
基本の考え方①「お客さんの行動が売上を生み出す」
基本の考え方②「収益源は顧客の数」
まずやるべき実践の2本柱①「動機づけ」
まずやるべき実践の2本柱②「絆づくり」
【第3章】まずやるべきこと①「動機づけ」
実践スタ-トは動機づけから
お客さんは、売っていることを知らない
動機づけ=販促物のつくり方」ではない
鍵は「お客さんが価値と感じる情報」
お客さんの心が動く「究極の質問」
「究極の質問」に答えるコツ
五感を使って究極の質問に答える
「安さ」も価値になる?
動機づけの成果はどう見るか?
「行動デザイン」と「情報デザイン」
【第4章】まずやるべきこと②「絆づくり」
絆づくりで起こること
「なぜやるか」を理解する
お客さんを育て、「顧客」を増やす
絆づくりが取り組まれない理由
「絆づくり」と「顧客の囲い込み」の違い
押さえるべき四つの要素
「自己開示」から
「有益な情報」でプロとしての信頼を得る
「情緒的な体験」とは
絆づくりで大事なこと
絆づくりは最初が肝心
リピートのない業種でもやるべき理由
質的変化を観る
「動機づけ」と「絆づくり」は両方やる
【第5章】ワクワク系マ-ケティングであなたの仕事と人生が輝く
ワクワク系マ-ケティングで得られる五つのこと
よくある誤解
やらなければ何も始まらない
こうしてあなたの仕事と人生が輝く
【あとがき】行動するところに、道は開ける
《著者プロフィール》
肥前利朗(ひぜん としろう)
ワクワク系マーケティング チーフエバンジェリスト
1975年生まれ、神奈川県出身。明治大学卒業後、1997年大手全国チェーン店に入社。
2001年店長就任するも業績悪化に悩み、2003年ワクワク系マーケティング実践会に入会。
その後は赴任したすべての店舗の業績を上げ続ける。
2007年に独立し、10坪ほどの小さな店を創業。
1年目からテレビ・新聞・専門誌など各種メディアで取り上げられる繁盛店となり、
2年目からは多店舗展開へ。2009年ワクワク系マーケティング実践会約1500社の頂点で
ある年間グランプリを受賞。2013年大手ネット通販企業へ転身。
在籍2年間で業績をV字回復させる。2015年、これまでの幅広い現場実践経験と
成果を評価され、オラクルひと・しくみ研究所入社。
ワクワク系マーケティング研究・開発者である小阪裕司唯一の弟子となり、
1500社を超える実践会会員企業のサポートにあたるとともに、
全国各地でワクワク系実践講座の講師、企業内実践研修講師として活躍している。
目次
【はじめに】あるレストランオ-ナ-から届いた手紙
【第1章】仕事と人生が輝き出す普通の人たち
相手が人であれば誰でもできる
たとえ商社の一営業担当であっても……
たとえ野菜加工メーカーであっても……
ささやかなことから始められる
一冊の本との出会いが人生を変えた
たかがPOP、されどPOP
いちばんに飛び込んできたお客さんは仮設住宅から
【第2章】仕事と人生が輝く「ワクワク系マ-ケティング」とは
彼ら全員が実践する「ワクワク系マ-ケティング」
すべては「人にフォ-カス」から
基本の考え方①「お客さんの行動が売上を生み出す」
基本の考え方②「収益源は顧客の数」
まずやるべき実践の2本柱①「動機づけ」
まずやるべき実践の2本柱②「絆づくり」
【第3章】まずやるべきこと① 動機づけ
実践スタ-トは動機づけから
お客さんは、売っていることを知らない
動機づけ=販促物のつくり方」ではない
鍵は「お客さんが価値と感じる情報」
お客さんの心が動く「究極の質問」
「究極の質問」に答えるコツ
五感を使って究極の質問に答える
「安さ」も価値になる?
動機づけの成果はどう見るか?
「行動デザイン」と「情報デザイン」
【第4章】まずやるべきこと②「絆づくり」
絆づくりで起こること
「なぜやるか」を理解する
お客さんを育て、「顧客」を増やす
絆づくりが取り組まれない理由9
「絆づくり」と「顧客の囲い込み」の違い
押さえるべき四つの要素
「自己開示」から
「有益な情報」でプロとしての信頼を得る
「情緒的な体験」とは
絆づくりで大事なこと
絆づくりは最初が肝心
リピートのない業種でもやるべき理由
質的変化を観る
「動機づけ」と「絆づくり」は両方やる
【第5章】ワクワク系マ-ケティングであなたの仕事と人生が輝く
ワクワク系マ-ケティングで得られる五つのこと
よくある誤解
やらなければ何も始まらない
こうしてあなたの仕事と人生が輝く
【あとがき】行動するところに、道は開ける
前書きなど
はじめに
あるレストランオーナーから届いた手紙
「はっきり言いまして、それ以前の私は病んでいました。
次第に私が妻に口走る言葉は『俺、やめる。もういい。もうたくさん』という言葉しか出てなかったと思います。
こういう弱音を吐くことで自分のストレスの空気を抜いていたんだと思います……」
とある地方都市、駅から徒歩10分弱。
決して立地に恵まれているわけではない、あるハンバーグレストランのオーナーシェフからいただいた手紙です。
それから2年……。今、彼はどうしているでしょうか。
お店を閉めてしまったのでしょうか。
結論から言うと、彼のお店はこの2年の間にファン顧客5000名を抱え、業績は右肩上がりを続けています。
現在もファン顧客は増え続けており、楽しく幸せに商売をなさっています。
「大金を投じて改装したのか?」ですって?
いいえ、お店は2年前とまったく同じ場所に立地し、メニューもハンバーグレストランのままです。
特別なチラシを配ったり、テレビで取り上げられたりしたわけでもありません。
しかも、この2年の間には客席数を減らし、夜の営業をやめてしまいました。
今は、ランチタイムしか営業していません。
それでもファン顧客は増え続け、業績は右肩上がりです。
家族との団らんの時間もしっかり取れるようになり、今ではすっかり仕事と人生を楽しんでいます。
彼から最近いただいた手紙には、こう書いてありました。
「たくさんの大切な仲間、親友に、顧客に出会えました。
人とのつながりや、
つらくても、コトあるすべてのことが
自分に『用意』されているものだと敏感になりました。
僕が僕を貫き通せる勇気をもらえました。
感謝の気持ちが深くなりました。
生まれ持った最高の人生の筋道を
ちゃんと歩めている気がします。
本当の自分を貫ける勇気と愉しさを
与えていただきました。
素直になれず荒んだ時期もありました。
素直ささえ忘れていた日々も、
自分自身も否定していた日もありました。
あ?? やっぱりこういう人生か。
はいはい、やりますよ、はいはい。
そうではなかった。
私の生き様を、そして真の思いやりを
グウワァァァァアっと
変えていただきありがとうございます。
これからも
この世に生まれ落ちたからには
人間力を磨き、さらにまだ見ぬ世界を見たいと思います」
レストランが客席数を減らし、夜の営業をやめて、特別なことを何もやっていないのに、どうして業績が上がるのでしょうか。
たった2年の間に、彼に何が起こったのでしょうか。
それが、この本で私があなたにお伝えしたいことです。
もし今あなたが、「仕事がつまらない」「転職しようかなぁ」と考えているとしたら、動くのはこの本を読んでからでも遅くはないかもしれません。
なぜなら、この本を読み終えたとき、あなたの見える景色が変わっているかもしれないからです。
かつての私が、そうでした。
私の社会人生活のスタートは、ある全国チェーンのカジュアルファッション店の店員でした。
希望を抱いて就職したはずでしたが、この本でお伝えしていく考え方とやり方に出会うまでは、本当に仕事がいやで、苦痛で仕方ありませんでした。
「こんな生活がずっと続くのか」と思うと、暗い気持ちで毎日お店に立っていました。
「社会人て……働くって最悪だなぁ」と。
そうこうしているうちに、ベルトコンベア式に店長になってしまいました。
当然、数字責任を負うことになりましたが、店長として店の売上をまったく上げられず、そのことを上司からチクチクと言われながら、悶々と仕事をしていました。
店長の私がそんなですから、スタッフさんともうまくいくはずがありません。
イライラをぶつけるように私語をきつく注意したり、人件費を下げるために少しでも早く帰ってもらったりと、とにかくギスギスしていました。
当時のスタッフさんたちには申し訳ないことをしたなと思います。
しかし、スタッフさんたちのことにはまったく気が回らず、「このまま40代、50代になっても、相変わらず売上の上げられない、しがない店長なんてやってたら……人生終わったなぁ」と自分のことばかり考えていました。
追い詰められていました。
そんな中、町の書店で手にした一冊の本が私の人生を変えることになったのです。
その本に書いてあることをやってみたら、お店の売上がぐんぐん上がっていき、当時300店ほどあったチェーンの中で、売上と利益の伸び率がトップの店長になってしまいました。
と同時に、仕事が楽しくて仕方なくなってしまいました。
毎日お店に立っていましたので、肉体的にはしんどいこともありましたが、そのしんどさすら心地よく感じるようになり、充実感でいっぱいでした。
私が変わったことで、スタッフさんたちにも笑顔が出るようになっていきました。
ハンバーグレストランの彼と同じく、私も、やっている仕事は以前と同じなのに、仕事が楽しいもの、生きている喜びを感じられるものに変わってしまったのです。
この本には、仕事と人生が180度変わってしまった、いたって普通の人たちの実例が登場します。
こんなに普通の、あなたのすぐ隣にいる人の人生が変わるなら、自分にだってやれる。そう感じていただきたいのです。
私もそうでしたし、あなたも実際にそうだからです。
あなたに今日からすぐに取り組んでもらえるように、できるだけシンプルにお話ししていきます。
読み進めていただくとわかりますが、考えることややることはいたってシンプルです。
そのシンプルなことをやるだけで、あなたの仕事と人生が変わります。
やらなければ変わりませんが、やれば必ず変わります。
読んでいる途中でも、「これは!」と思ったことは、ぜひすぐにやってみてください。
振り返ってみると、その小さな一歩が、実は大きな一歩だったということに、気づいていただけるでしょう。
それでは、人生を変える大きな意味を持つ「小さな一歩」を踏み出しましょう。
振り返ると、今日が人生の分岐点になっていた、そんな「大きな一歩」となることでしょう。
上記内容は本書刊行時のものです。