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人材マネジメント一問一答 岡本文宏(著/文) - 商業界
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人材マネジメント一問一答 (ジンザイマネジメント イチモンイットウ) 小さな会社 店の経営者やリーダーが抱える60の悩み解決策 (チイサナカイシャ ミセノケイエイシャヤリーダーガ カカエルロクジュウノ ナヤミカイケツサク)

ビジネス
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発行:商業界
四六判
200ページ
並製
定価 1,500円+税
ISBN
978-4-7855-0559-2   COPY
ISBN 13
9784785505592   COPY
ISBN 10h
4-7855-0559-1   COPY
ISBN 10
4785505591   COPY
出版者記号
7855   COPY
Cコード
C0063  
0:一般 0:単行本 63:商業
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2020年2月10日
書店発売日
登録日
2019年12月25日
最終更新日
2020年3月11日
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紹介

4万人以上の中小企業経営者やリーダーへの研修を行ってきた著者に寄せられる悩みのほとんどは「人」に関すること。部下やパート・アルバイトへの教育、指導、コミュニケーション、モチベーションアップについてであり、近年は採用に関する質問も増えているという。経営者やリーダーはそうした「悩み」を誰にも相談できず、孤軍奮闘している。そこで本書では、3万件のデータの中から最も多い「悩み」を60個厳選し、その対策を明快に提言、解決のヒントを提供する。

目次

はじめに
経営者・リーダーを悩ませる“人に関する悩み”を解決します!

第1章リーダーシップ 「働きやすい職場」をつくる個別対応
相手を知ること、すべてはそこから始まります

1辞められてしまうと困るので、スタッフに苦言ができません……
2指示命令どおりに動いてくれない部下はどうすればよいでしょうか?
3どうすれば部下が付いてきてくれますか?
4スタッフどうしの仲が良くありません。どうすればよいでしょうか?
5どうすれば、経営理念を現場に浸透させられますか?
6ミスをしたスタッフをどうフォローすればよいのでしょうか?
7家族が従業員なので、マネジメントがやりづらいです……
8スタッフに仕事を任せることができません……
9じぶんがいないと売上が上がらず困っています。
10「パワハラ上司だ!」と言われないためにどうすればよいでしょうか?
11“身だしなみ”がなっていない部下を注意することができません。

第2章 モチベーション 「内発的動機づけ」を生む関わり方
仕事を「嬉しい」「楽しい」「大好き」に変える!

12やる気が見えないスタッフの「やる気」を再点火したい。
13スタッフによって「温度差」があり、マネジメントしづらい。
14不平、不満、愚痴の多いスタッフにはどう対処したら?
15向上心がないスタッフの意識をどう変えればよいでしょうか?
16ネガティブな言葉が口癖のスタッフにはどう対処したら?

第3章 離職防止 スタッフのやる気の炎を再点火
職場の人間関係のもつれ、ほどきます

17採用したスタッフがすぐに辞めてしまいます。
18「皆のスキルが高くて付いていけない」と、新人が辞めてしまいました。
19「辞めたい」と言ってきたスタッフを慰留するべきでしょうか?
20優秀な社員が「独立したい」と言ってきました……
21右腕となるスタッフに長く勤めてもらいたいのですが……
22お局様的スタッフが新人を辞めさせてしまいます。

第4章 扱いづらいスタッフ 苦手意識を克服する「類似性の法則」
共通点を見つけると“心の距離”が縮まります

23「言われないと気づけない」タイプにはどう対処すればよいでしょうか?
24仕事よりプライベートを優先するバイトが多くて困っています……
25何を言っても「糠に釘」タイプには、どう対処したらよいでしょうか?
26期待を重荷に感じてしまうタイプには、どう対処したらよいでしょうか?
27叱られると、すぐに涙を流すスタッフがいます。
28部下が本音を言ってくれません。
29無口、無表情、無反応なスタッフへどう接すればよいでしょうか?
30どうすれば指示待ち人間がいなくなるのでしょうか?
31頑固な部下がいて、対処に手を焼いています。

第5章 問題のあるスタッフ 「職場のモンスター」との向き合い方
最良の方法は「予備軍」を採用しないことですが……

32身勝手な要求をしてくるスタッフがいて困っています。
33平気で「嘘」をつき急な欠勤を繰り返すスタッフがいます。
34自ら好んで残業するスタッフがいて、働き方改革が進みません。
35ミスしたことを「隠す」スタッフにはどう対処したらよいでしょうか?
36気に入らないと周りに当たり散らすパワハラスタッフがいます。
37「常識がない」と思えることを平気でするスタッフに困っています。
38メンタル疾患の疑いのあるスタッフにはどう対応すれば……
39時間、期限にルーズなスタッフに困っています。
40困っているのがわかっていても“知らぬ顔”のスタッフがいます。
41神経質で細かすぎるタイプに困っています。

第6章スタッフ教育 人を育てる最短コースの歩き方
人の成長なくして企業の成長はありません

42新人が入ってきても、育てる時間がありません!
43頑張っているのに、成果が上がらないスタッフがいます。
44教えたことを何度も尋ねてくる“質問魔”に困っています。
45接客、営業が苦手なスタッフをどう教育すべきでしょうか?
46部下育成を放棄するリーダー(管理職)がいます……
47学生バイトやパートスタッフに数字意識を持たせたいのですが……
48スタッフ教育にマニュアルは必要でしょうか?
49新人がなかなか育ってくれません。

第7章 世代間ギャップ スタッフ年代別に見る傾向と対策
「いまどきの……」は古文書にもある嘆きです

50ゆとり・さとり世代への接し方がわかりません。
51シニア人材をどうマネジメントすればよいのかわかりません。
52陰で悪口を言いふらすベテランスタッフがいて困っています。
53若い女性スタッフの気持ちがわかりません。
54新人と関わりを持とうとしない中堅スタッフがいて困っています。

第8章 採用 「できる人材」を探し出し、採用する技術
採用活動、本気で取り組んでいますか?

55求人広告を出しても、応募がありません!
56人が集まる職場、人が集まらない職場の差はどこにありますか?
57地方の無名企業ですが、当社でも良い人材を採用できますか?
58初めて採用面接を担当するのですが、不安でいっぱいです。
59採用前後の印象が違いすぎるスタッフに困っています。
60訪日して間もない外国人を雇用する秘訣を教えてください。

緊急提言
リクルーティング3.0時代に人材に困らない3つのポイント

おわりに
あなたが変わればチームが変わり、チームが変われば結果が変わる

参考文献

前書きなど

はじめに
経営者・リーダーを悩ませる
“人に関する悩み”を解決します


10年以上にわたり全国を回り、経営者を含むリーダーを対象としたセミナー、企業研修を行ってきました。そのほぼすべての会場でアンケートを取り、参加者が抱える課題、問題を尋ねてきました。私の手許には3万件を超えるリーダーの悩みごとが寄せられています。
それらには共通する項目も多く、全国どのエリア、どの業種でも、チームを率いてマネジメントを行うリーダーが抱える悩みはほぼ共通していることがわかりました。それは……。

 採用してもすぐ辞めてしまう
 ずっと欠員補充ができないでいる
 部下が思ったように動いてくれない
 何度言っても同じミスを繰り返す部下がいる
 ゆとり・さとり世代をどう扱えばいいのかわからない
 怒るとパワハラと言われるので必要な苦言ができない
 部下は定時退社させているが自分は残業続きで疲れている

このように、リーダーの悩みの約9割は「人」由来です。
世のリーダーが抱く“人に関する悩み”は大きく分類すれば、「離職」「採用」「教育」「世代間ギャップ」「マネジメント」の五つです。おそらく、あなたの悩みもこの五つのジャンルの中に含まれるのではないでしょうか?
これらの「人」由来の問題は、早期に解決しておかなければ、今後ますます増大すると予測されます。なぜなら、人口減少、労働力不足の状況が今後も続き、職場の人材を数、質共に揃えることがより難しくなるからです。

外国人の活用やAI導入によって、一部の業種では多少緩和されるかもしれませんが、現状を一変させるにはしばらく時間が掛かります。古い話ですが、蒸気機関が発明されたのは19世紀初頭で、実用化されたのは19世紀後半です。また、マグロの養殖に成功したのは2002年で、一般に流通し始めたのは2014年です。
先端の技術が生まれてから、実用化され一般化されるには少なくとも10年以上の年月が必要なのです。ですから、AIが人にとって代わって仕事をバリバリこなすようになる社会が訪れるのは、まだ先ということになります。それまでの間、ずっと人の問題に悩まされることになるわけです。

あなたはこれらの悩みを誰かに相談し、一気に解決できる機会があればいいと思いませんか?
しかし、セミナーや研修会場で「自分の課題、問題、悩みを相談できる相手はいますか?」と尋ねると、「いない」と答える方が7割でした。ここから、現場でチームを率いるリーダーは悩みを抱えたまま孤軍奮闘していることがわかります。
そこで本書では、リーダーが現場で抱える悩みを60個厳選し、その解決策について、私自身がかつてセブン-イレブンのFC店を経営していたときの経験とクライアント企業の事例などと共に紹介していきます。

あなたはおそらくチームを率いるリーダーの役職に就いていることでしょう。現場では、毎日のように問題が発生します。私自身もかつてセブン-イレブンのFC店を経営していたときには、独りで問題を抱えて思い悩む日々を過ごしていました。そのときの私と同じように悩みを持つ方の一助になればと思い、本書を執筆しました。
まずは目次をご覧ください。あなたが抱える悩みがすぐに目に飛び込んでくるはずです。そしてページを開けば、問題解決の扉を開ける鍵がきっと見つかるはずです。

著者プロフィール

岡本文宏  (オカモトフミヒロ)  (著/文

メンタルチャージISC研究所代表/一般社団法人エントラストマネージメント協会代表理事
スタッフの“やる気”と“売る気”を一気に上げる日本初の商店主専門ビジネスコーチ。アパレル専門店チェーン勤務、セブンイレブンFC店舗経営を経て、2005年メンタルチャージISC研究所を設立。延べ250社以上の経営者に対して繁盛店になるための人材育成、マネジメントのノウハウを提供。商工会議所、業界団体、ショッピングセンターなどでの講演は年間100回を超える。「月刊商業界」「月刊コンビニ」など専門誌への執筆多数。著書として「できる人材がすぐに辞めない職場のつくり方」「仕事をまかせるシンプルな方法」(商業界刊)。「繁盛店のやる気の育て方」(女性モード社)ほか、海外でも翻訳されている。

上記内容は本書刊行時のものです。