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入門複素関数 川平 友規(著/文) - 裳華房
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入門複素関数 (ニュウモンフクソカンスウ)

自然科学
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発行:裳華房
A5判
縦210mm 横148mm 厚さ12mm
重さ 308g
240ページ
定価 2,400円+税
ISBN
978-4-7853-1579-5   COPY
ISBN 13
9784785315795   COPY
ISBN 10h
4-7853-1579-2   COPY
ISBN 10
4785315792   COPY
出版者記号
7853   COPY
Cコード
C3041  
3:専門 0:単行本 41:数学
出版社在庫情報
不明
初版年月日
2019年1月
書店発売日
登録日
2018年10月10日
最終更新日
2018年12月20日
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紹介

◆ 実数の微分積分学から、複素数の微分積分学へ ◆

 類似と相違をつねに意識し、理解と記憶をサポート。既知の概念(指数関数、微分係数、定積分…)が複素数に拡張されていく様子が、豊かな視覚的表現と確かな数学的表現で語られる。
 大学の教程で標準的な「留数定理」と「実関数の積分への応用」、発展的な「ルーシェの定理」まで、デリケートな「一様収束」や「べき級数」の一般論(これらは付録で扱う)は避けながら、理論的に自己完結するスタイルも新しい。

【特徴】
● ギャップの少ない丁寧な計算、丁寧な論証。
● 重要な式やポイントが目に飛び込む、見やすいレイアウト。
● 読者の視覚と直観に訴える、オリジナルの図を多数掲載。
● 付録では、ε - δ 論法を用いた「一様収束」および「べき級数」の一般論を展開。理論に興味のある読者も参照しやすい。

 複素関数の世界を鮮やかに展開した、待望のテキストがいまここに。

目次

1.複素数と指数関数
 1.1 複素数と複素平面
 1.2 オイラーの公式と指数関数
 1.3 対数と複素数べき
 1.4 三角関数
 章末問題

2.複素関数の微分
 2.1 複素平面内の集合
 2.2 複素関数の極限
 2.3 複素関数の連続性
 2.4 複素関数の微分
 2.5 正則関数
 2.6 コーシー・リーマンの方程式
 2.7 微分係数とヤコビ行列(定理2.8の証明)
 章末問題

3.複素線積分
 3.1 複素関数の積分
 3.2 複素線積分の計算
 3.3 コーシーの積分定理
 3.4 コーシーの積分公式
 3.5 リューヴィルの定理と代数学の基本定理
 章末問題

4.留数定理
 4.1 テイラー展開
 4.2 ローラン展開
 4.3 留数定理
 4.4 実関数の積分への応用
 章末問題

5.正則関数の諸性質
 5.1 モレラの定理と原始関数
 5.2 一致の定理
 5.3 最大値原理
 5.4 偏角の原理とルーシェの定理
 5.5 リーマン球面とメビウス変換
 章末問題


付録A 微分積分学の重要事項
 A.1 連続関数と最大値・最小値の存在定理
 A.2 2次元写像の偏微分・ヤコビ行列

付録B ε - δ 論法による複素関数論
 B.1 数列と級数の極限
 B.2 関数の極限,連続性,積分の存在
 B.3 関数の一様収束と微分・積分
 B.4 項別微分と項別積分

付録C べき級数と正則関数の局所理論
 C.1 べき級数の収束性と微分積分
 C.2 テイラー展開とローラン展開
 C.3 正則関数の局所的性質

章末問題の解答
索引

著者プロフィール

川平 友規  (カワヒラトモキ)  (著/文

東京工業大学理学院数学系准教授、博士(数理科学)。専門は複素解析、複素力学系理論。

上記内容は本書刊行時のものです。