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異郷の日本語
発行:社会評論社
縦200mm
202ページ
価格情報なし
- 初版年月日
- 2009年4月
- 登録日
- 2015年12月21日
- 最終更新日
- 2015年12月21日
紹介
かつて「文学」は、どこか特定の国家の名を冠して呼ばれ、理解されてきた。「日本文学」という枠の外側に身を置いて、そこからあらためて「日本語」を考えることはできないだろうか。作家・金石範を囲み、「日本語文学」「ことばの呪縛」「植民地」「翻訳と身体」などをめぐって交わされた対話の記録。
目次
第1部 文学的想像力と普遍性(文学的想像力の空間
植民地支配の余波
日本文学の「優位性」という感覚 ほか)
第2部 シンポジウム・もうひとつの日本語(「ことばの呪縛」と闘う-翻訳、芝居、そして文学
いかんともしがたい植民地の経験-森崎和江の日本語
菊池寛の朝鮮 ほか)
解説 非場所の日本語-朝鮮・台湾・金石範の済州(『客人』-朝鮮戦争の記憶
『幌馬車の歌』-台湾五〇年代左翼粛清の記憶
金石範の日本語-四・三事件の記憶)
上記内容は本書刊行時のものです。