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「月次祭礼図屛風」の復元と研究
よみがえる室町京都のかがやき
発行:思文閣出版
A4判
150ページ
定価
16,000円+税
- 書店発売日
- 2020年6月8日
- 登録日
- 2020年5月25日
- 最終更新日
- 2020年6月3日
紹介
応仁の乱以前の京都を描いた唯一の屏風、ここに復元――。
東京国立博物館所蔵「月次祭礼図屛風模本」は、江戸時代に「月次祭礼図屛風」を写したもので、その失われた原本は、室町時代中期のものであったと考えられている。応仁の乱以前の京都の風俗を描いた屏風は他になく、この模本は貴重な絵画資料となっているが、彩色は不完全であり、欠損もあるため、元の絵画がどのようであったかは不明な点が多かった。
愛知県立芸術大学を中心に、日本画、美術史、文献史学など多方面の専門家の協働により学際的に原資料の復元が試みられ、その過程でさまざまな新知見が得られた。
ベールに包まれた室町時代の京都に光をあてる画期的プロジェクトの成果を公開。
目次
序文(岩永てるみ)
【図版編】
「月次祭礼図屛風模本」
復元「月次祭礼図屛風」
倣古/様式/景観/技法/材料/工程
【論考編】
「月次祭礼図屛風模本」の図像復元について(阪野智啓)
「月次祭礼図屛風模本」復元技法の色と表現(中神敬子)
室町やまと絵のなかの「月次祭礼図屛風」(髙岸輝)
東京国立博物館所蔵模本類と「月次祭礼図屛風模本」について(瀬谷愛)
「月次祭礼図屛風」に描かれた幕府と神社(小島道裕)
「月次祭礼図屛風」に描かれた室町期の祇園会(河内将芳)
参考文献一覧
上記内容は本書刊行時のものです。