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針葉樹林
発行:思潮社
四六判
96ページ
定価
2,000円+税
- 初版年月日
- 2020年11月
- 書店発売日
- 2020年12月10日
- 登録日
- 2020年12月2日
- 最終更新日
- 2020年12月2日
紹介
第57回現代詩手帖賞
馬の背中は喪失的にうつくしい作文だった。沼に立ち尽くす馬は暗く燃え、やがて皮膚の上には雪が結晶する。
(「絵の中の美濃吉」)
「文字が透き通るだけではなく、書かれている内容も完璧に透き通ってしまう。読み取れるのは、詩の向こうから差し込んでくる陽射しのまぶしさだ」(松下育男)。「直喩と隠喩が分かちがたく用いられている。自在な喩と意味の接続に変化を加えることで、わたしたちの想像力を越えていく」(須永紀子)。清冽なる心音――。水面を吹き抜け、傘を開いてゆく言葉たち。装幀=佐野裕哉
上記内容は本書刊行時のものです。