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生涯未婚時代
発行:イースト・プレス
新書判
縦173mm
横108mm
厚さ10mm
重さ 144g
200ページ
定価
861円+税
- 初版年月日
- 2017年8月10日
- 書店発売日
- 2017年8月10日
- 登録日
- 2017年9月14日
- 最終更新日
- 2022年9月15日
書評掲載情報
2017-10-08 | 朝日新聞 朝刊 |
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紹介
結婚する人生も、しない人生も、同じぐらい尊い――。
かつて日本は「皆婚社会」だったが、近年は生涯未婚率(50歳時点での未婚率)が急上昇し、最新調査では男性23・4%、女性14・1%と過去最高の数字に上った。2030年には男性の3人に1人、女性の4人に1人が占めるという予測もある。この未婚化、あるいは晩婚化は個人の問題にとどまらず、今の日本が直面する「少子高齢化」の原因として関心を集め、地方自治体による「官製婚活」にも大きな予算が投入されている。しかし、生涯未婚時代とは単に「結婚しない中高年の増加」ということではない。「結婚を人生設計に組み込まない若者の登場」ということでもある。「結婚、出産を経て配偶者と添い遂げる」という生き方や「正社員となって定年まで働く」という人生設計が社会で共有できなくなった時代を前に、家族社会学の視点から今改めて結婚という選択肢を再考する。
一章 生涯未婚時代とは何か
二章 生涯未婚時代は男性をくじいている
三章 社会が変わっても「結婚」が変わらない理由
四章 生涯未婚時代を生き抜く処方箋
五章 生涯未婚時代から未婚者包摂社会へ
六章 他者と交わるということ--生涯未婚時代の課題--
上記内容は本書刊行時のものです。