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イースト新書
聖の社会学
発行:イースト・プレス
新書判
縦180mm
328ページ
定価
907円+税
- ISBN
- 9784781650821
- Cコード
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C0230
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一般 新書 社会科学総記
- 初版年月日
- 2017年4月
- 書店発売日
- 2017年4月10日
- 登録日
- 2017年6月4日
- 最終更新日
- 2017年6月4日
書評掲載情報
2017-06-04 | 東京新聞/中日新聞 朝刊 |
紹介
「墓じまい」「寺院消滅」に揺れる現代日本人の精神のよりどころは何処にあるのか
生老病苦を解き、「なぜ生きる?」に応える
私心を捨てた現代の聖を探せ!
戦後復興による経済成長が一九八〇年代で終わりを告げ、バブル崩壊後の停滞期に入ると、平均的な家庭では、故人の供養のために払える原資が薄くなった。給与は上がらないのに、闘病や介護で資産は激減。子どもたちの教育にかかる金額も尋常でない。その結果が、家庭葬や直葬など、縮小化された葬儀であり、「寺離れ」「墓じまい」の大流行である。
昭和の慣習の礎を失った現代日本人がメンタルヘルスに問題を抱えていることも、葬儀や供養の簡略化・個人化と無関係ではない。多忙な現代社会において、生きる実感を取り戻し、「いかに生き、いかに死者を弔うべきか」を示唆する聖と出会うための処方箋!
上記内容は本書刊行時のものです。