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犬が見ている 岡部隆志(著/文) - ふらんす堂
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犬が見ている (イヌガミテイル)

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発行:ふらんす堂
四六変形判
並製
価格 2,500円+税
ISBN
978-4-7814-1096-8   COPY
ISBN 13
9784781410968   COPY
ISBN 10h
4-7814-1096-0   COPY
ISBN 10
4781410960   COPY
出版者記号
7814   COPY
Cコード
C0092  
0:一般 0:単行本 92:日本文学詩歌
出版社在庫情報
在庫あり
書店発売日
登録日
2018年9月20日
最終更新日
2018年10月11日
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紹介

◆第一句集
俳句という表現形態は、沈んだ気分を、うまく和らげながら詩的なことばにすくいあげてくれる。それは、俳句が人の織りなす事柄をアニミズム的自然の表象のなかへと包み込んでくれるからだろう。とくに季語の働きとしてそれを実感した。それにしても日本の自然は優しい。この優しさがなければ、私は俳句を作り続けることはできなかった。俳句はこの自然の優しさ(日本人がそのように認識してきたということだが)に支えられた詩形だとつくづく思う。
(著者)

◆自選十句
一声に悔恨込めし寒烏
頬被りて行く朝犬が見ている
たくましく瓦礫の猫に初時雨
三月や産土の地の底割れる
六月やサンチョ・パンサと立ち往生
邯鄲しずまり山姥降りてくる
蝸牛宇宙の際で思案せり
初紅葉生き急ぐ葉から染まりゆく
雪女郎子どもらと遊ぶ溶けるまで
朝寒し孤族の国で顔洗う

著者プロフィール

岡部隆志  (オカベタカシ)  (著/文

1949年生まれ
共立女子短期大学文科教授
日本古代文学、近現代文学、民俗学を専門とするが、
1997年から中国雲南省の少数民族文化調査に赴く。他
に現代短歌評論も手がける。

〔主な著書〕
『北村透谷の回復』三一書房(1992)
『言葉の重力―短歌の言葉論―』洋々社(1999)
『中国少数民族歌垣調査全記録1998』(共著)大修館
書店(2000)
『古代文学の表象と論理』武蔵野書院(2003)
『聞き耳をたてて読む 短歌評論集』洋々社(2004)
『神話と自然宗教 中国雲南省少数民族の精神世界』
三弥井書店(2013)
『短歌の可能性』ながらみ書房(2015)
『アジア「歌垣」論』三弥井書店(2018)

上記内容は本書刊行時のものです。